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2008.06.01

速報→「マチルドハイタワー」トリのマーク

2008.5.31 16:00

劇場公演久しぶり。場所から発想する彼らの。日曜日までスズナリ。60分。

かつて劇場があった「みち」を見学に訪れたらしい人と、案内する人。いろんな人が通りかかって。

どこでもない、というよりは劇場のあるこの場所のはるか未来というような設定。この場所が道路にはなってもかつて劇場だったという場所の記憶は残っているというのは、トリが描き続けている「場所の記憶」の系譜に繋がります。アンケートで「道の思いで」を書かせて見せているように、おそらくはあちこちから「採集」したことばが埋め込まれていて、道にまつわるさまざまなことばを詩のように挟みつつ進むのです。

前回の劇場公演と同様に、若い役者にはそれぞれに一人芝居というか一人語りのようなシーンをいくつも挟みます。カットインの仕方は前より向上していますが、今のところはやはり古参の役者に比べるとかなり歴然と差があるのも事実なのです。おそらくはワークショップから練り挙げてきたものだろうと想像するのですが、街の記憶というのとも違うし、ちぐはぐ感はどこかぬぐえず。

街が変貌していくのは、たとえば将来に備えて地下通路をつくっていたり、でもそんな予測は外れて住みついてるヤカラがいたりと、およそ道路やインフラなら、増加を見越してやってきた日本だけど、これからはそうじゃない、なんて感じにシニカルに感じられたりも。

「休憩といえば火」とか「あなたとわたしの秘密」とか「となりの国の人」とかいくつもコミカルなシーンがあってけっこう好きだったりするのですが、アタシはもっと、この一人の作家の言葉の中に浸ってみたいとも思うのです。

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