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2008.06.09

速報→「鮮やかな食卓」角角ストロガのフ

2008.6.8 13:00

女優・角田ルミのユニット、旗揚げ公演。110分。8日まで明石スタジオ。

静かに食事をする父と娘らしい女。父親は友達の話として、娘に語りかける。
耳鼻科の男、ある日やってきた患者の「耳」に恋してしまう。その患者には芝居をやってる彼氏が居るが、ティッシュ配りのバイト先もいまいちそりがあわない。ある日、従順人形という等身大のものを買うが。
その娘に、世間は怖いから首輪をつけようとする父親を制して娘はもう一つ、自分の友人の漫画家の話を語り始める。漫画の主人公に恋してしまい、漫画家にまでなったが、セールスにやってきた男にその主人公を投影してしまう。男は転がりこみ仕事も止めてしまって。

父と娘の二人の食卓を舞台の一番上に、段々の構造で4+αのアクティングエリア。風俗風の店の事務所や耳鼻科の診察室と漫画家の部屋、男の部屋など、舞台の構成は結構複雑です。

父親の友人の話として語られる前半は、耳鼻科医、ティッシュ配りと彼女と従順人形など結構もりだくさん。先にみた友人は最前列下手だといわれていたのにすっかり忘れて上手端に坐ってしまったためかどうか、ちょっといまひとつ断片的に語られる感じ。それぞれがちゃんと物語を持ってはいるのだけど、核となるなる部分今一つ見えず、点描している感じ。終盤に至って、それが父親につながっていくことが示されるのだけれど、前半全体から見て、接点となる部分のバランスがあまりとれていない感じなのです。

それに比べると後半は、漫画家の女一人の一本筋の話で、相当に観やすい感じがします。それが退屈だという指摘も理解できますが、あたしはむしろ気持ちの持って行き場が固定している後半の方が好きで、終幕のまとめにもきれいにつながる感じがします。もっとも、娘といわれるほどの年齢と漫画家の27歳がつながらず、これはこれで腑に落ちる感じはしません。

27になって、漫画の主人公に恋してて、年下の幼い男にほんとの恋してしまうってあたりの話が、まあありがちなのだけど、あたしが好きなタイプの話ではあるわけですが。川上弘美か、てなもんですが。

日曜昼には、他劇団の主催者二人を迎えてのトークショーを設定。友達感覚の、まあ内輪話といえば内輪話ではあるのだけれど、角田ルミという女優じたいを多くは知らないアタシには、彼女が巻き込み型でたくさんの人を巻き込みながら、それがたとえグダグダだったとしても、まわりがそれを許して盛り上げてしまう感じなのだなぁということはよく感じられて成り立ちが見える感じ。役者だった人の旗揚げですから、最初から完成度が高いことは期待できませんが、まわりにつながっている人がたくさん居る、ということは間違いなく彼女の力。それはもしかしたら回数を重ねていく中で化ける可能性があるんじゃないかなとも思うのです。

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コメント

うわーい!!
コメントありがとうございます!!
アフタートークまで聞いてくださって嬉しいです。ありがとうございます!!

巻き込み型かぁ!!初めて言われましたよー!!
前に占いでは「そよそよ組」と出てたんで自分ではそよそよ組なつもりでした。

わたしも後半の漫画の方が自分ぽい作風だと思っているんですが、舞台をやるにあたって「ある人が喜んでるとき、ある人は悲しんでる」というのをやりたくって、前半の同時進行を組み立てました。

なのでわたしの中で前半が「どうしてもやりたかったこと」、後半が「私らしいこと」と自負しております。

「速報」って嬉しいですね。
まさかわたしごときが速報されるなんてひゃっほーいです。

嬉しいコメントありがとうございます。

わたしは「旗揚げだから」と優しく評価されるのがあまり好みではないので、これからもびしばし厳しい意見宜しくお願いします。

今回はお忙しい中足を運んでいただいて本当にありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。

追伸☆アフタートークでご一緒したはらぺこペンギンの白坂さんとJACROWののぶりんは見捨てられがちな私を最後まで見捨てない、とても温かいおふたりなのです。えへへ!!

投稿: 角田ルミ | 2008.06.11 19:25

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