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2008.06.29

速報→「楽屋ちゃん」中野劇団

2008.6.29 13:00

京都発の劇団。去年の初東京公演の短編集に続いての東京二回目は、がっつり本格的の爆笑編。アートボックスホール公演は終了。

公演中の楽屋。保険証の番号を人知れず聞く羽目になったり、拾った猫をめぐって誤解されたり誤解したりとさまざま起こっても、表の芝居はちゃんと動いていて。

ネタバレばかり

芝居全体を前後編にわけ、5分の休憩を挟んでの構成。前半は楽屋の風景。まあいわゆるショーマストゴーオン的なものなのだけど、コメディとしてもきちんと機能していてちゃんと面白い。ところが芝居の魅力はそこではありません。後半はその舞台の表の側の話、なのは前半で見えるのだけど後半も舞台は楽屋。 両方から見えている上手下手がちゃんと切り替わったりはしているのだけど、ほぼ一緒に見える楽屋というのに度肝を抜かれます。

楽屋を舞台にした話を表でもやっていて、ちゃんとシンクロしていて、結局両方とも舞台としては楽屋の風景。物語が進むにつれ、11年前の楽屋裏を舞台にした公演だということが見えてきます。11年前にたまたま楽屋でまわっていた録音テープをもとに立ち上げた芝居。

11年後なりに年齢を重ねていたり、入れ替わった人なのに同じ役者だったりと、 少々にややこしいことは起きているのだけど、ついていけない感じではなく、自然に笑いながらついていけるのです。/P>

前半では初日、後半が楽日とか、前半は女子高生で駅前ビルの1Fの本屋、後半は同じ子が風俗務めの人妻だったりと、パラノイア的にさまざまに対比。どっちも楽屋話なのだから、表となる話なんか存在していないから、結局のところ衣装なんかなんでもいいはずだ、なんて冷静な突っ込みも感動的ですらあります。

アタシの友人が云ってた、「シベリア少女好きなら間違いなく面白い」というのはまさにそのとおりで、前半が独立していてもちゃんと面白い。芝居の構造マニアなら間違いなくハマル感じ。更にこういう屋台崩しだけが彼らの持ち味ではなくてレパートリーの一つに過ぎないというあたりがちょっとそら恐ろしい気すらするのです。で、思わず過去の見てない公演のDVDを飼ってしまったりするわけですが。東京にくる頻度は低く、あまりチラシもなかったりするけれど、次を楽しみにしてしまうのです。

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コメント

どうもです。

ちょうど、関西に帰郷中に、観ようと思えば観られたんですが、、、某スジからの情報で、つまらんと聞いていたのでスルーしてしまってました。

残念でした。
いい買い物出来たかもしらんのに、、、

投稿: 松本 | 2008.07.04 03:58

松本さん、コメントありがとございます。


某筋は、たぶん誤報でしたので、次回は是非。

投稿: かわひ_ | 2008.07.12 01:28

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