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2008.06.01

速報→「ここにいたのにいなくなる」あさかめ

2008.5.31 19:00

ヒザイミズキと児玉洋平のユニット。110分。日暮里のHIGURE 17/15 cas 。

ギャラリーというか倉庫というかアトリエのような場所。真ん中に似顔絵を張りまくった木のようなもの。若いアーティストたちが集まる。オーナーらしき女は忙しく日々をおくり、才能の発掘育成に余念がない。かつて寝食忘れて作品をつくり続けていた場所に数年ぶりに戻ってくる女。

作品をつくり続け、才能にあふれまわりが全て助けてくれていた時代、その数年後に戻ってきて作品づくりを再開しようとする時代、そのあと再度もどってきて、昔の女友達に再開する時代。三つの時間。最初の二つは今・昔と切り替わりながら進みますが、その転換は明らかではないし、人を残しながら、しかも同じようなシチュエーションの絵で切り替わるのでわかりにくい感じはあります。が、それもやがて慣れてきて、それほど問題ではありませんから、見せ方は意図的かもしれません。

表現したいという気持ち、人に見てほしいと強烈に思い続ける熱さ。自分は変わらない一人だけど、周りの人は時間の流れの中で温かかったり、冷たかったり、変わらなかったり、変わってたり。年齢を重ねると自分の才能や能力の無さに気づいていったり。もう日々自分の人生の選択肢が狭まることを実感するアタシは震わせられる感覚。悲しいけれど直視しなければいけない瞬間。その怖さ悲しさ怒り卑屈全てが入り混じるような感覚なのです。

前半部分だけでももかなりの厚みがある物語。そこに輪を掛けて三つ目の時間の物語で登場人物たちの奥行きが増していくような感覚を受けます。

売れるなんて夢にも思わなかったアーティストが急速にブレイクすることをうらやむ気持ちとか。同じぐらいの年齢なのに、友人には才能と熱さがあるのに、自分にはどちらもない、そこそこの器用貧乏とか、みんなの幸せを心の底から祝福するとは限らない、という感覚が、なんかリアルな感じがするなぁと思うのです。

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