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2008.06.09

速報→「川中島Cats」エビビモPro.

2008.6.8 17:00

アタシは初見です。やけにコアな演劇好きが誉めていれば見ねばなりません。約120分、シアターグリーン、BoxInBoxで8日までで終了。

妹夫婦が訪れた行方不明の兄の部屋。20匹を超える猫を飼っていて人付き合いが下手な兄の部屋。突然現れた白い人は化け猫だといい、この部屋で起きたことを語る。

化け猫たちが、猫の恩返しよろしく、みんな死んでしまって男の部屋に人間の姿で戻ってくるという奇跡のミュージカル的なあたりは、キャッツですが、人間が出てきます。楽曲も微妙に似ていたりはしていても、それをすんでのところでオリジナルにするしたたかさも併せ持ちます。宅配便、女子高生、初恋の人、カリスマ美容師、ヤクザ、同級生と、彼が人付き合いするきっかけになるのはどんな人かと、考えた猫たちが楽しい。

30人を超える役者、ミュージカルというだけで見る気は削がれますが、なかなかどうして、口語演劇的だったり、ちゃんとミュージカルだったり。あたしがミュージカル不得意な原因である、歌のたびの拍手をさせないようにしているのはアタシには見やすい。

登場人(猫)物たちをいくつかにグループわけして、それぞれにエピソード、中のキャラクターをちゃんと描くのは、あたしの少ないミュージカル体験でも同じ感じで、ミュージカルというもののフォーマットなのだと思うのです。

前半と後半にわけ、後半にはロックミュージカル的だったり、すこしホラーテイストがあったりとおなかいっぱいになるほどの盛りだくさん。 テンション高くなりがちな舞台で、家主の朴訥な感じが緩急をつけています。織田裕二的な口調もやけにこの役にあうのです。

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