速報→「不器用な人々」パルコ
2008.5.18 15:00
なぜか最近、短期間でのリーディング公演が続くパルコ。韓国で人気という作演を招いて代表作を。 80分。パルコ劇場での公演は終了。
夜遅く、一人部屋に戻りテレビの深夜映画をみている女の教師。テレビの調子も悪く、寝ようとした時に、覆面姿、ナイフを手に男が押し入ってくる。
「韓国の三谷幸喜、宮藤官九郎」と紹介されるのだという韓国の作家の作品を紹介するリーディング。 とはいえ動作や照明、音楽も結構入っています。一週間前の発売だというのに、どこで知ったか9割ぐらいの入り。(あたしもだ)。
押し入った男と押し入られた女。軽妙だったり大騒ぎだったりしながらしゃれた感じのロマンティックコメディーはパルコらしい感じで気楽に楽しめます。最近ありそうで、以外になかったパルコらしさは貴重だとも思うのです。
年齢の上下を強く気にかけたり、ことさらに貞操を優先するような最初の怯え方など、日本の昨今になれたあたしには少しばかり古さを感じないことはないのだけど、その制限がむしろ話をおもしろくしたり、それほど若くはないアタシにはむしろ楽しめるのです。
泥棒と女、なんか会話が押し問答だったり足止め喰らったりで進む会話はが二人の関係を変えていくというのは、王道なロマンチックコメディーな味わい。それに蛇足のようにハッピーエンドっぽくみせるやり方もとってもハリウッド映画的なのです。面白くレベルは高いのですが、芝居に限らず映画にも似合う感じは。じゃあそれは映画の方がいいじゃないかということになりかねないのが弱点と言えば弱点。
松重、小須田、池田という濃ゆい面々のなかで内田慈はかなりの奮闘。なかなかどうして。
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