速報→「ナギプロパーティー」
2008.5.3 15:00
凪沢渋次の構成演出、ナギプロのコントライブ、ベスト集。「渦」と題したお笑いイベントのなかの一日。5月3日一日限り。85分。
(1)カップルと蕎麦食う人々、喧嘩があったり、歌の歌詞やタイトルでつづる趣向のおもしろさ。 (2)オフィス、終業。部長の退職の日花束と部長の言葉、なかなか出てこないのを周りが助けるうち。クイズ番組に変質するあたり (3)漫才師、ネタをみる銀行員、そのネタでは融資出来ないという。が、融資じゃなくて金でも何でも与えちゃう。 (4)学校、呼び出しされる父母。家での会話が不十分なのだと先生は云い。 (5)不良の生徒と教師。今日という今日はもう退学までと意気まく教師。生徒がしたというのは。ある単語に悪いイメージというだけの意味を与えて会話をするシュールさをねらったか、ちと。 (6)5人の謎めいた男、犯罪を企てる。それぞれの名前も過去も知らないはずなんだけど。 (7)新商品のプレゼン。おもいつきだけ明らかによくわからない商品、プレゼンすら。戯画化してはいるけど、まわりがむしろ気を遣ったり、切れ具合とか。
(8)レジの店員、客の女。どうも商品が袋に入らない感じで (9)アジトにあつまる男たち。圧制に耐えかね、革命を企てるが、ローカルルールばかりで。 (10)不祥事の記者会見、どうみても反省は。 (11)4人。昨日の行動を証明するひとは。そのことを証明する人は。 (12)あのアニメ。始めちゃったけどオチはどうするのだろう。 (13)エンディング。
小劇場の役者が核になってたりして、アタシ的にはこのあたりに出ていた人が結構おおくて、懐かしさもあったりして。ベストとはいえ、思いつきで始めちゃった感のあるようなシュールさのネタもあったりして、すべてが大爆笑とはいきません。が、結構いいネタもあったり。(1)は元ネタをどれだけ知ってるかに左右。(2)はフォローの言葉がクイズ対決に変質していく過程がけっこういい。(3)は単に融資できないけど金あげる、みたいなねたでもう一ひねり欲しいところ。(4)父母子供がそれぞれ別の言葉で会話しているというトライアングルがおかしい感じで笑わせる序盤から、訳せない(と思われている)言葉を引っ張ってきたり、その場所までひっくり返すなど面白い感じ。(5)ももう一ひねりほしい。(6)名前も知らない犯罪グループの筈が一人だけむしろ個人情報だだ漏れ感が面白い。(7)よくある風景と言えば良くある風景、風刺コントっぽい感じ。(8)今ひとつ意図はつかみづらい。(9)は大富豪というトランプが始めてみればローカルルールだらけでそのすりあわせが必要になるという着想が面白い。
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