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2008.04.06

速報→「COLLOLリーディングシリーズ「recall: 2」」COLLOL

2008.4.5 14:00/15:30

COLLOLのリーディングシリーズ、recall、その第二弾。公演は終了。vol.3「メデイア」は70分、vol.4「虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボウ)」は当初の告知のほぼ倍、60分。門仲天井ホールでの公演は5日夜で終了。

ギリシャ悲劇「メデイア」、高橋源一郎「虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボウ)

「メデイア」は、目を奪われる見目麗しい女優たち。衣装だって刺激的。 メデイアの役をを共有し、ほかの役を分担するというたくらみは面白いし、 コンパクトにリライトされて見やすくなっています。

女たちの抑圧とか結婚で人生変わるとかという女性視点を強くフィーチャー。それぞれの役者のメデイアには役割があるのかもしれないけれど、今一つ明確に分化して見えない気がします。それぞれが二役を持つために、声の高低で分けているのだけど、両方が安定しづらいのは痛し痒し。津島わかなはその中で両方を安定させている感じがします。

「オーバーザレインボー」どころか高橋源一郎すら読んだことのないアタシです。ネットで探してみても、わりと「物語は無いような感じ」で「多彩な引用や技法がふんだん」だという感じ。その印象は舞台においても変わりません。物語を追おうと思っても、簡単に置き去りにしてしまいます。が、 ものすごいたくらみに満ちたメタ小説を、リーディングにしようというたくらみ、役者の圧倒的なチカラで迫力ある仕上がりになっています。

役者が巧者であることも含め、「オーバーザーレインボー」は圧巻。特に清水宏の多彩さには舌を巻きます。言葉をパーカッションに乗せるのはアイディアとして面白くてアクセントになっています。

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