速報→「はなとゆめとお菓子」はなとゆめ
2008.3.2 18:00
「はなとゆめ」の新作。70分。神楽坂die pratze。
クッキーの工場。工場内の騒動でかっこよかったリーダーの男に恋心を起こす女が二人。片方は引っ込み思案でどうしても告白することができない。ある日派遣社員として女が三人やってくる。が、彼女たちは実は企画モノのAV嬢で、あちこちの工場で撮影しているのだった。
脱力してて舌足らずな口調が全ての人物に徹底されていて、カワイイもの至上主義というあたりとか、セックスすればちょっと大人になるという断定感とか、どこか若いオンナノコ的なものでは貫かれています。小劇場で舌足らずのキャラクタというのはままありますが、それがほぼ全員に徹底するというのも凄いんだか凄くないのだかわからないけれど、個性ある雰囲気を作り出しているのは間違いありません。少々胸焼けしてしまいそうな気はするけど、巧く続ける方法ははあってほしいと思うのです。
「恋をするとピンクになる」とか「輝いて見える男の人(照明を花柄のような形で当てる)」とか部分部分の小技が効いています。
アタシは割と好きは好きなのです。意識して作りあげられている世界だと云うことはよくわかりますし、それはある程度達成されています。が、これを評価していいものかどうか、アタシにはうまく消化することが出来ずにいるというのも事実なのです。
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