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2008.03.10

速報→「フリータイム」チェルフィッチュ

2008.3.9 18:00

約二週間の公演期間があっという間に完売はしたのだけれど、席を見直して平日分は前売りの再発売がかかっています。アタシは日曜夜に当日券。20人ほど、入れたようです。18日まで六本木・SuplerDeluxe。休憩15分を挟み80分ほど。

ファミリーレストランのバイトの女、朝にシフトを入れている。基本的には空いていて静かなのだけれど、めんどくさい男の客も居たりする。そして毎朝通勤途中に30分だけ居る女性もいたりする。

チェルフィッチュはこれだけ注目を集めていても、「三月の五日間」だけが突出して面白いと思っているアタシです。手法としての意味は認めるものの、そこに物語が薄く感じるのがアタシに合わないと思っていたのです。今作は「三月〜」には及ばないけれども、アタシの好きな仕上がりになっています。が、それは物語が濃くなっている、ということではないのです。

彼らがやってきたのは、より物語を薄くする方向。かといって、パフォーマンスとかダンスというのとは違う方向。言葉で要約したら二行ぐらいで書けてしまうような「気持ち」というか「気分」を表現していると感じるのです。巧い言葉がみつからないのだけれど、思い浮かんだのは「リリカル」な感じと言う言葉です。んー、これもちょっと違うのですが。

正直な話、いままでの岡田作品を見ていれば、突出して新しいことがあるわけではありません。より「深化」させたとは思うけれど、当日で4000円というチケット代を考えると、誰にでも勧められる感じでもありません。アタシはたまたま語られている骨子が腑に落ちたから満足しましたが、琴線の何処にも触れない観客にとっては(それは、その観客のセンスがどうこうという問題ではありません。たまたま、興味のある話題かどうかということに過ぎないという点で博打なのです。)確かに高すぎる感じもするのです。

ネタバレかも

毎朝の30分、ここに毎朝くることが、私を自由にする、というのが骨子なのだと思うのです。そのまわりの人からの視線、そのまわりの人々の興味などを描きながらも、ポイントになるのは、そこに来る「気持ち」なのです。登場の場面から役者が足で引きずっている四角い枠は終盤に至って、これが「枷」なのだということに気づくのです。まさに自由、その時間を確保することが何より大事というのは、自分では試せてないけど、理屈としてはよくわかるのです。

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コメント

 チェルフィッチュ今回、はじめてみましたが、とてもつまらなくて、岡田さんにつまんないと言って帰りたくなりました。
なんでこんなに注目されてるんだろう?眠かった。

投稿: みやけ | 2008.03.16 00:33

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