速報→「静かなる演劇」hula-hooper
2008.3.28 19:30
フラフーパーの新作は、4F/5Fで同時進行する芝居を観客が自由に動く構成。ホントなら2回観たいのは山々なのですが。日曜日昼まで、ルデコ。90分。にうさとみ降板、ザンヨウコが代わりに。[CoRich]
森に迷い込んだ少女が探す落とし物は。(5F) 仕事場のバックヤードでそれぞれの事情や想いありつつ、表には見せないようにしなきゃ、でも悔しかったり(4F)
暗転中は観客は動かないように指示があります(危ないから)。 受付は4Fの中。チケット手に入れたら手首に巻き、思い切ってホチキスして貰いましょう。リピーターなアタシの友人はゼムクリップを持参していました。正しい。ベルが鳴り、定時に始まります。芝居が始まったら、10分ほどそのままみて、あとは自由に思い立ったら。奥に座ってしまっても、役者の近くを通り過ぎても、役者の方がよけてくれます。オヤジは座布団席で近い女優に脳を溶かすのも正しいというのは、鱈のふ・へ のような楽しさ。
いわゆるミュージカル芝居をヘナヘナ風味つけつつの5Fを最初にしたアタシ。枠組みを把握するために飽きても10分ぐらいはみたいところ。観客同士が牽制しあいますが勇気を振り絞ってもう一つに行って正解。気持ちとしては5Fを2、4Fを1の割合で。
その バックヤードの4Fは派手さに欠けますが、裏が表に与える影響の意味。
基本的には、役者がたくさん居る方に行けば楽しいんじゃないかとは思います。一カ所だけ役者二人だけにしてください、上の階へ、という誘導と、次に下にというポイント。そこに物語の結節点がある気がするのです。一回だけなら、素直に指示に従うのが吉。
好きなのに、それがどんなになってしまっても探し求める想い。どちらのフロアもまっすぐな思いをもつ役者と、オンナノコから女性に変わる直前な感じの恋心。見え方はダイブ異なります。 少女の想い、少年との溝。その悲しさ。その少年が下のフロアで泣き、その眼差しを上のフロアの奥間近で観たアタシは偶然とはいえ、ラッキーなのです。 芝居はツクリモノ、でも嘘にしたくない。4Fですらも、それは芝居の中。
クルトンはどこに、下に、という台詞は秀逸で、大好きです。
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