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2008.02.08

速報→「霊感少女ヒドミ」小指値

2008.2.7 20:00

注目株の小指値がハイバイの作品をリミックスしてつくる3days。初日夜は超満員。9日まで、アゴラ。

ドンキホーテでナンパされた女、ナンパする男。警戒しつつ、店内で仲良くなって、大晦日にデートしようと約束する。女、都心からは遠く離れたアパートに帰ってきて、一階に入ってるコンビニに行くと、もうひとりイケてない男が、近づいてくる。
大晦日のデートのあと、恋人となるが。

アタシはハイバイの上演を観ていませんので、どう違うかはよくわからないのです。 が、リミックスは、女性側の切なさを強く感じる感じの仕上がりで、それはアタシの大好物な舞台だったりするわけです。

ネタバレかも

いろんな情景が詰め込まれています。一人の女性の視点から見た、というよりは感じたことを瑞々しく一人語りのようにしていて、大きな事件がないのに、アタシはこころを揺らされるのです。 終電で帰って、コンビニで立ち読みして、ベッドでうつらうつらして、朝が来て眠るとか。あるいはメールのやりとり、リアルというかコミカルというか。背景になっている人々の台詞もいちいち面白くて緊張感がとぎれません。

最初は徹底的に口説くのに、釣った魚に、というセオリー通り男は目的遂行してしまえばあとは酷いものの描かれようなのです。女に対して「自分ってモノがないのか」、というのは劇中の台詞なのだけど、好きゆえに追い込まれる女の姿は、実に切ないのです。アタシが男であって同じような酷いことをしないとはいえない、わけですが、まあそこまでモテルわけもなく、そんなのは余計な心配なわけですが(泣)

幽霊なる男が消えるだの消えないだの大騒ぎするアタリもちょっと好きです。見てくれは垢抜けないけれど思い続ける幽霊と、その気持ちには気づきながら、別の男のことがどんどん切なく好きになっていく女の気持ちの揺れ。それは台詞にも明示的な動きにも現れませんが、観客はその揺れを感じるのです。

多くの女優達が一人の女性を演ずるシーンがあります。一人の人物なのだけど、それが幾重にも「ぶれて」みえるというか、自分ってものの輪郭がぼんやりしてしまう感じが実に切ないのです。

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