そこに尊敬はあるか。
わりと定着してきたCoRich。で、そこにもう一つ。違いは、CoRichの分析も早かったnekodemo.comの記載が詳しいです。
びっくりするぐらい同じようなインタフェイス、未だ携帯もユーザによる公演・劇団登録もできないのですが、まあ、早晩実装されるでしょう。リクルートのサーバはさすがに早い。
なぜか登録されている劇団の選択がやけにCoRich舞台芸術のものと似すぎてる気はしますが、劇団の説明はそれぞれの公式ページからコピペして作っているようです。勝手に広報してくれるのは劇団としては歓迎でしょうが、今は間違いがあっても修正する手だてがありません。
一年強先行しているCoRichはユーザの蓄積があります。それを乗り越えてユーザが動くかどうか。あるいは劇場規模で棲み分けていくのか、ちょっと興味はありつつ。
ユーザの数が重要だと云うことはわかっているようで、ユーザ登録するだけで抽選で現金、みたいなキャンペーンも仕掛けています。手間のかかる、劇団を選ぶのに比べれば必要な資本も手間も格段にかかりませんが、戦略としては正しい。
「ひと」という役者軸での画面を持っていることと、テクノクラティのblog検索を同じ画面にマッシュアップするのはCoRichと違うところですが、さて。
アタシは思うのです。ここまで先行している大きくはない会社のサービスの根幹と同じ事をそのまま移してしまうようなやりかたでいいのかなぁ、そこに先行者に対するリスペクトを持ちつつ、打ち負かすぐらいの気合いが欲しいのです。
さて、連休。
- 小指値@アゴラ劇場(1, 2, 3, 4, 5, 6)。 芝居をしばらく休止するという話もききつつ。◆我慢できずに初日夜。
- 山の手事情社EXTRA企画「お茶とおんな」@楽園( 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11)。 ◆金曜夜か土曜夜。
- ナッツ缶@ブローダーハウス(旗揚げ)。 川原安紀子+木村やす子のユニット。麻生美代子をゲストに。
- WHATCOLOR@サンモールスタジオ(初見)。豪華作演陣を迎えて。
- 五反田団@NHKふれあいホール( 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12)。 まさかの岸田戯曲賞、そしてこの演目。いやがおうにも勝手に期待しつつ。 ◆日曜昼。
- 昴サードステージ@TOPS。評判よく、期待。
◆こまつ座@サザンシアター。 ◆バカがバレる@ストアハウス。 ◆恋する妊婦@コクーン。 ◆城山羊の会@駅前。 ◆AGAPESTORE@紀伊國屋ホール。 ◆ウラノス@青山円形劇場。 ◆「大恋愛」@キラリふじみ。 ◆コマツ企画@王子小劇場。
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コメント
はじめて投稿します。
THEACONです。
CoRichを立ち上げ当初より、ウォッチしてきました。最初の頃はぜんぜん駄目だな、でもベータ版だから、と思っていました。それにこの手のサイトは登録劇団選びですし。そしたらさる方がブレーンにつかれた。そこから急激に確かによくなっていきました。戦略としては正しい。CoRich系の嗜好性も見えてきているようにも思います。
ここからどこへ向かっていくのか。CoRich。
ニッチ戦略は大成功です。それは元々もっていたCoRichのweb構築技術が生かされました。そこに演劇ブレーンが加わって、協力になりました。当初は演劇ブレーンがつくまでは、威力は感じなかったのですが、小劇場というマーケットを見事に掴みました。
演じる人=観にいく人
この方程式そのものが悪いとは思いません。
さて、1年経ち、課題も見えてきたのではないでしょうか。
立ち上げより言われていたことですが、地方の劇団登録が圧倒的に少ない。
四国の2月公演の登録はゼロでした。
これはまず東京をおさえる、という
1年目の戦略としては、正しいと思います。
そこで、課題です。
今後は地方の小劇場界にきちんとブレーンを置き、
支部制などをとりいれ、運営していけば
これまた他社のついづいを許さないブランディングができると思います。
このまま東京 小劇場系(サブカル系)では真似もされるし、
登録者の頭打ちの状況になるでしょう。
頑張ってほしいものですね。こりっち。
やっていることはいいことですし、
社長のインタビューを読む限り、
「あなた、偉い!あなたの姉ちゃんも偉い!」と思いましたし、
こりっち応援しています。
長文、失礼いたしました。
投稿: THEACON | 2008.02.10 02:04
THEACONさん、コメントありがとうございます。
課題、確かにおっしゃるとおりです。地方をどうするか。
が、それは支部をおくような組織化だけが方法だという気はしません。
劇団も公演も登録は、その劇団やファンが行えばいいことなのです。劇団の集合体で組織立てなくても、観て欲しい人が、フリーペーパーに載せたり、チラシを撒いたり、どっかの掲示板に「管理人さま失礼します、不適切なら削除ください」とか書きながら公演案内載せたりするのと同様に、というかむしろネットを、もっと積極的に使えばいいのにと思うのです。
たぶん、すぐに効果はでません。数公演パブリしていけば、ひっかかる観客も居るかもしれない、というぐらいかもしれません。でも、たとえば過去の公演を、時期で検索したときに、そこにアーカイブとしてその劇団が載ってる意味ってあると思うのです。
ならば、劇団自身がやらなければ、と思うのです。
投稿: かわひ_ | 2008.02.10 03:05
管理人様
お返事ありがとうございます。
お返事いただいたことの返信になるかどうかわからないのですが、
最近感じたことがあります。
唐突ですが、劇団1980さんについて。
ブラジル移民100周年の記事から拾い読みしていて、ご活躍を知りました。
ネットで検索すると過去のご活躍もでてきて、
過去公演も知ることができました。
(天然アーカイブ役だっています)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうですよね。
割と、演劇専門誌や演劇公演のチラシの熱のいれ方にくらべると、
本多劇場クラスの劇団がもっとネット系をやってもいいかな、とも思います。
書込み等はルーチンにもなっているようですし、マイナーイメージもある様子です。
現場から効果なし、という声も聞いたことがあります。
(でも、その効果ない、いくつかの書込みで、私は
阿佐谷にひげ太夫と黒色カナリア派を観にいきました・・・。私には効果あり?)
芝居がおもしろければ、よいです。
ちなみに、私の2007年のベスト1はゴキコンのリトルモア公演です。タイトル忘れました。
演劇史上に残る傑作なのに、、、もったいない、と思いましたが、そこがゴキコン。
意外と海外いくと評価されちゃうかもしれませんね。。。それでは、乱文失礼しました。
つまりこんなふうに、
九州も仙台も、青森などの演劇の話題を受動的に知る手段があると、
もっと急速に距離がなくなる気がしています。
(能動的に知る方は、今の状態でもネットから知ることができます)
今後は、地方の受動的な層にも、
劇団は、がんばってアピールしていく時代なのでしょう。
それでは、たびたび、お邪魔して、恐縮です。
ご返信ありがとうございました。
投稿: THEACON | 2008.02.12 05:14