【芝居】「ア・ラ・カルト」青山円形劇場プロデュース
2007.11.30 18:30
遊◎機械全自動シアターのころから続く年末の風物詩イベント。今年で19年目。初日に拝見しました。休憩を15分はさみ3時間ちょうど。去年の公演期間前半まではあったワインサービスは飲酒運転撲滅キャンペーンのあおりで有料(300円)に、ソフトドリンクは相変わらず。26日まで青山円形劇場。そのあと大阪。
一人の女性がなにかを吹っ切るために「開店〜プッシーフット」。結婚5年目を迎えたタカハシと典子さんの話題はエコで「地球にやさしいおいしい関係」。待ち合わせる男女、家業を継ごうとか、二人のあれこれとか「料理と恋は始めてみなけりりゃわからない」。ショータイム。
休憩を挟んで、ゲストとのトーク「マダムとクリスマス」。夫婦らしい男女、子どもの話をしたり「カエルの王子はアイゼンヒュッテル王がお好き」。毎年の「ラストダンス」。最後に「閉店〜エンジェル・ティップス」。
良くも悪くも毎年ほとんど変わらないフォーマット。アタシも含め客の大部分が数年来のリピーターということなのでしょう。タカハシと典子の関係に笑い、ラストダンスに泣く、なんてことができればアタシは満足だし。多分大多数の客も同じなのでしょう。初日特有なのか、そうとうに硬い感じですし、そこかしこ不安なところもありますが、客席はあくまでもあたたかく。ヌルイといえばそうだけど、それは問題ではないのです。
音楽寄りのゲストがここ数年続いていたのですが、今年は筒井道隆がゲスト。多くを語らず、朴訥さそのままのキャラクタをそのまま役にした感じで、彼自身に興味がないと、正直盛り上がりという点では厳しいところがあります。ショータイムもまさかの(失礼)一曲。ちょっとした趣向が凝らされていて、これはこれでアリだけど、音楽畑のゲストの強みを知ってしまった今となってはちょっと厳しい。
今年のアタシはDブロック。バンドはEブロックを使います。正直な話、今年の演出はF・G・H・Aブロックを正面として作っている感じで、それがかなりあからさまな感じはあります。Fブロックが背面と感じた年もありますので、いろいろ変わっているところではあるのでしょう。初日時点の慣れなさも含めて、そういう意味ではちょっと残念。
トークショーのコーナーではスポンサー告知をやるってのも一つのフォーマット。ワインの無料提供ができなくなった背景の話とか、ワインの提供がキリンからメルシャンになったこととか。あからさまといえばあからさまだけど、アタシはこれぐらいのバランスで告知するのがいいな、とも思います。
青山円形劇場プロデュース「ア・ラ・カルト〜役者と音楽家のいるレストラン」
2007.11.30 - 12.26 青山円形劇場
出演 高泉淳子 白井晃 陰山泰 + 筒井道隆(visitor)
中西俊博(violin) クリス・シルバースタイン(bass) 竹中俊二(guitar) 林正樹(piano)
| 固定リンク
「演劇・芝居」カテゴリの記事
- 【芝居】「三ノ輪の三姉妹」かるがも団地(2024.10.10)
- 【芝居】「ハッピーターン」劇団チリ(2024.09.29)
- 【芝居】「昼だけど前夜祭」劇団チリ(2024.09.16)
- 【芝居】「朝日のような夕日をつれて 2024」サードステージ(2024.09.08)
- 【芝居】「雑種 小夜の月」あやめ十八番(2024.09.01)
コメント