速報→「鱈。のへ」Hula-Hooper
2007.12.10 20:00
Hula-Hooperの「部活動」と称して、ライブの出来るダイニングバーで、ライブと芝居を。平日のみ、10,11,19,20日。同じ枠組みで17日は別イベント。7th floor。初日は予約客を待って15分押しで約150分。休憩も多めに挟みながら、ドリンクも食べ物も楽しみながら気楽に楽しむのが吉。全体をみたいなら、下手側の壁、包まれたいなら真ん中ブロック、まあどこでもちゃんとみえます。
ライブや店で見いだされた新人アイドルが入った事務所は、最大の大塚本舗。たくさんのアイドルたちは時に友達、時にライバル、だけではない気持ちも渦巻き。
女優ばかり、踊りや音楽をてんこ盛り。安田奈加(ex. feeedily)という歌い手の曲がきちんと力を持っていて、更に芝居に関しても歌がたくさん、アタシのようなおやじ世代こそ楽しめそうな。当日パンフにあるとおり、詳細に語らないのがナマモノを観るたしなみだとおもうのです、大人の事情とかありそうだしと勝手に思って。
通路も舞台もそれ以外にも店を使い切るてんこもり。物語は個々に観ていけば、ありがちなものなのですが、むしろステロタイプを見せて笑わせるようになっています。声も見た目も「 可愛く、かっこよく見える瞬間を切り取るのが圧倒的に巧い彼女たちですから、濃密に楽しめるのです。それぞれを切れ目無くカットバックのように繋ぐのも巧い感じ。
脳が溶けるような、と思うのはオヤジなアタシですかが、今作に関して云えば物語も緻密に組み立てられています。この凄い構成を組み立てる作というか演出家の頭の中はどうなってるんだろうと思うのです。裏切りや失恋や一方的で迷惑な想いやらでうねらせながらも、ちゃんと収束させるのもこういう場所の芝居としては楽しい。
劇中に挟まれるライブはシンプルで乗りやすい曲が多く、酔っぱらってノリノリで楽しむのが吉。10日のオープニングゲストは「キャプテンクーコッチ」。テンション高く音もでかいイキオイで突っ走るけど、「よせば(寄席ば)いいのに」はちょっといい。
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