【イベント】「末井昭 責任編集 ~愛のドロドロ金のボロボロ~」ASAGAYA/LOFT A
2007.12.25 19:30
新宿ロフトプラスワン系列として今月1日にオープンした阿佐ヶ谷店でのオープニングシリーズ。白夜書房社長の末井昭の来年発行の本の前宣伝イベントの役割も。むしろゲストの西原理恵子人気が色濃いことは想像どおり。180分。
ロフトプラスワンはさまざまなイベントが伝説のように。その一部は東京カルチャーカルチャーになり。その新店は、バーが付設されていたり、アメニティ設備が綺麗だったりと新しさをもち、ロフトっぽい丸テーブルも、効率的とはあまり思えない精算システムも受け継いでいます。イベントもホールもまだこなれていない感じはしますし、ゲスト楽屋にスタッフが挨拶をしにいったりするのが見えてしまうのもあまりいい印象ではありません。が、まあオープン当初ですからですかね。
金と女のドロドロなさまざまを語るというのは引きのある題材です。が、全体の真ん中にいるのは西原理恵子なのです。話は(漫画で見ていたとしても)ちゃんと面白いし、客席の空気に応じてはなし分けてもいます。責任編集、というわりにはホストがコントロールしていない感じで、どちらがゲストなんだか。
金の話はFXからはじまり、借金とか慰謝料の話に。戦う漫画家のキャラクタにかてるものはそうそうありません。もう一つの話は女、とはいっていますが風俗周りの話と妻との離婚のはなしがほとんど。客席は徐々にあたたまりますし、受けてはいますが、女性の立場からみてどうなんだろう、という話も多く。西原理恵子のたぐいまれなるバランスとナビゲーターと、珍しい体験の数々はたしかにキャッチーなのです。
まるでセット営業のようなペーソスのライブも。舞台をトーク用とライブ用で切り替えるってのは、まあ最適化かもしれないけど、ちょっともたついた感じ。「もつ焼き小唄」「連帯保証人」「ワーキングプア」「女々しい男の子守唄」「女偏」「霧雨の北沢緑道」をラインナップ。
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