速報→【芝居】「しゃんしゃん影法師」桟敷童子
2007.11.23 14:00
桟敷童子の連続二演目公演の二つ目、105分。25日まで吉祥寺シアター。
山の迫るところ、突然行方不明になる「神隠し」の村。神隠しにあった家のものとは交流しないという掟。妹が神隠しにあった男や、両親がいなくなった少年、妻や夫がいなくなったり。隠し神がおりてくる季節には狐の面をしたり、山に入らないことになっていたり。秋の祭りの季節、影絵や見せ物の小屋がやってきて。
劇場全体に作り込まれているのは一本目と同じ。役者にも慣れて、安心してみられるのです。全体に静かに積み重ね、人々の内側を描こうとしていると感じます。
終盤は美しく印象的です。反面、アタシが勝手に彼らに求めているのはダイナミックさだということが再認識されるのも事実なのです。細かい作り込みはたしかにされていますが、この細やかな芝居は先週を見てしまっているがために、劇場の規模に対しては小さな芝居だなとも思ってしまうのです。
居なくなった人を思い続けたり、時間を経て戻ってくることがコミュニティに対しては実は迷惑だったり、妻や夫が居なくなった家同士の交流を禁じるなどのさまざまの「きまりごと」。 配偶者を亡き者にして不倫で結びつく、なんてことを防ぐためのムラの知恵ではないかとおもったりもします。意識しているのかどうか、そんな絶妙なリアリティを感じるのです。
当日ふらふらと伺ったら、キャンセル待ちの人気。ロビーで待ちながら見ていると、役者達が衣装のまま客入れをしているというだけではなくて、その誰もが客の動きを把握し、コントロールしているという実に行き届いた姿勢。制作専業の体制でもなかなかこうはいきません。その直後に舞台に出るわけで、大したものだと思うのです。
桟敷童子「しゃんしゃん影法師」
2007.11.19 - 11.25 吉祥寺シアター
作 サジキドウジ 演出 東憲司
出演 原口健太郎 外山博美 川田涼一 桑原勝行 田尾健介 山本あさみ 小野瀬弥彦 中井理恵 深津紀暁 椎名りお 岡部和恵 大手忍 松本しゃこ 稲葉能敬 池下重大 川原洋子/ 鈴木めぐみ もりちえ 新井結香 板垣桃子
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