【芝居】「犯さん哉」キューブ
2007.10.8 18:00
ケラリーノ・サンドロヴィッチ×古田新太、という触れ込み。130分間ほとんど意味のない、しかし笑わせるし、役者の瞬発力とか、馬鹿馬鹿しさで楽しませる力は確かです。28日までパルコ劇場(当日券もあるようです)。そのあと大阪(ドラマシティ)。
古田新太、という作家の物語。貧乏な少年時代に志したり(14歳)、出世したり(34歳)。
でたらめ、というのを即興でやるということは難しいと思うのです。ちゃんと話のあるものを即興で台詞にする(今日の昼)というものか、でたらめを訓練して作り出すか(今作)という方法しかない気がします。ナンセンスの旗手であるケラの書くもののでたらめさ加減の凄さってのはあって、意味のないものを繋げて飽きさせずに見せ続ける力。もちろん役者にもスキはなくて。
譲っていただいたチケットが最前列中央ってやつで、役者の瞬発力を堪能。古田新太のほぼ 裸体ってもあるのですが、顔の皺が気になったり、自分のことを棚に上げて太った(一時期よりは減ってるようですが)なぁとか思ったりしながら、ほぼ出ずっぱり(しかも二回公演だ)というのも凄いと思うのです。
瞬発力と言えば、後半に出てくる、即興はちょっと面白い。どこまで段取られているか、毎日違うものになってるかはわかりません。
キューブ「犯さん哉」
2007.10.6 - 10.28 パルコ劇場
2007.10.31 - 11.4 シアタードラマシティ
作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演 古田新太 中越典子 犬山イヌコ 姜暢雄 大倉孝二 八十田勇一 入江雅人 山西惇
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