【芝居】「向島の音楽が聴こえてくる-日蔽-」トリのマーク(通称)
2007.10.13 18:00
向島で一年間住みながら作品を作るプロジェクトの一区切り、彼らのアートは続きます。13日、14日の二回公演、向島百花園の中の御成座敷、40分。
毎日来るおじさん、百花園で語られた百物語、鳩の街商店街にあった薬局の話、謎の大音響、下町の話、おみこし。
街の音をテーマに、とはいいながら、拠点となっている「こぐま」に来る人々の日常の会話、近所に住んでいるから話してくるだろう昔の話などを点描。ひとつの物語を期待すると少々肩すかしを食らいますが、場所の言葉を聞く彼らの得意な手法のひとつを少し懐かしい気持ちで見ていたり。アタシはしらない近所の人々を戯画的に描くのもちょっと楽しい。
彼らを見続けている(といっても、「こぐま」にはあまり行けていませんが)アタシには、彼らのもつ想いや蓄積が見えてきて、見た目以上にアタシに力をもって見えてきます。この場所を芝居で使えるということも奇跡的です。が、正直な話、これが初見だったら、あるいは芝居を見慣れない街の人にとってどうみえるかな、とも思うのです。
トリのマーク「向島の音楽が聴こえてくる-日蔽-」
2007.10.13 - 10.14 向島百花園・御成座敷
作・演出 山中正哉
出演 柳澤明子 原田優理子 山中正哉
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