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2007.08.18

【芝居】「犬顔家の一族の陰謀」新感線

2007.08.17 18:00

松竹と組んでいる最近では少なくなっている、新感線の「おポンチ路線」の新作。宮藤官九郎や木野花などの客演も豪華で、結構意外なことに劇団の主要な役者も揃う180分(休憩20分込)。大阪から始まってサンシャイン劇場は9月9日まで。

犬顔家に呼ばれて来た探偵、金田。死んだばかりの当主が残した遺言は、一族の間に争いをまきおこす。関係する人間も次々と殺されていき。。

おポンチ、という路線らしく深みみたいなものは一切ない物語。最初から明言されてるわけですから、そういうものだと割り切ります。役者それぞれの個人技というか、「この役者が、こんなばかばかしいことを」ということを気楽に楽しむのが吉。

物語の何かは求めてないのですが、そこには世界があって欲しい気がします。轟天はアタシ好みではありませんがなにかが全体を貫いている感じがしまし、紅天狗には間違いなく世界があります。これらに比べると、今作に関しては、役者それぞれの面白さは出ていても、全体としてみると場当たり的な感じを受けます。3時間も新感線のおポンチ見てれば胸焼けしそうだなぁ、胃腸薬飲んで万全の体制で臨もうと思ったら意外にもあっさり上品な味付けだった、というか、わかりにくいたとえですねすみません。

アドリブ的に見えるいくつかのシーンや、ちょっとしたあたりでも吹き出す役者の立ち位置。リピートしていればそれが毎回異なるものなのかどうかはわかりましょうが、アドリブに見えてかっちり演出されている、ということもある最近ですし、それを確実に見せられる役者たちですから、アタシは疑心暗鬼になるのです。

とはいえ、3時間がっちり走りきるし誰でも気楽に楽しめるようになっているのは間違いなくて、いい時間を過ごしました。半透過のスクリーンを多用した場面の転換は映画的な見せ方がうまくできていて巧い感じがします。もっともキャスト紹介の所は発砲B-ZINの手法に近いわけですが。冒頭のミュージカルパロディが実は結構気合い入っていて好き。金田一シリーズについてアタシほとんど知らないので、そこの面白さとかがあるのかなぁ、あんまりそういう気もしないのですがどうですかね。

劇団☆新感線2007年夏休みチャンピオン祭り「犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート」
2007.7.17 - 8.4 シアターBRAVA!
2007.8.11 - 9.9 サンシャイン劇場
作・演出 いのうえひでのり
出演 古田新太 宮藤官九郎 勝地涼
橋本じゅん 高田聖子 小松和重 粟根まこと
逆木圭一郎 右近健一 河野まさと 村木よし子 インディ高橋 山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ 村木 仁 川原正嗣 前田悟
池田成志 木野花

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