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2007.07.13

【芝居】「おやすみ、枇杷の木」青☆組

2007.7.12 20:00

青年団リンク、青☆組の新作。100分、16日までアトリエ春風舎。

母親が住んでいる古い家、長女、三女は一緒に住んでいる。次女が久し振りに戻ってくる。近所の主婦は見合い写真を持って訪れ、三女の彼氏はいつものように呼びに来る。誕生日祝いに、母親を訪ねてくるのは。

縁側のある家、夕日のような赤い色が美しいのです。優しく居られる場所に居続ける女たち、というよりは家族の会話は最初はとりとめない感じもしますが、それぞれの人物のベクトルがちゃんと方向を向き始めます。

ココに居たいと思い続ける気持ち、一緒に居るためならばココでなくてもいいという思い切り、多分何かあったがために避難してくる場所、喧嘩してもひかれあい継続する関係。同じ家族なのに多様な女たちのすがた。誰かの意志というよりは女たちをショーケースな感じに。

ネタバレかも

アタシが今ズレ始めたからかどうなのか、友人に聞いて気がつく大きな誤解。三人の姉妹がすべて男が苦手だと思いこんでいて、その男性恐怖的なところをちょっと面白がって見ていたアタシなのですが、ちょっと違うよう。。あるいは引っ越した理由すらも、あたしは大誤解(辻褄が合わないからそれはない、と思いながらも)。が、わかるひとにはわかるようで、アタシの感度が鈍ってるってことかもしれません。

お節介な近所の人、というのは「奥様は17歳」の時代から続くような関係かと思えば、もう少し現代的なポジション、だということもその誤解がとけて気がつくわけですが。

母親のことを幸せに出来るのか、と思い悩んだり憤慨したりする娘たちこそが旧来の世間の姿。当の母親は、「彼を幸せにしたい」と何の迷いもなく言い切る、一種のねじれが面白い。あるいは、次女の背景が見えてくる(その前の洗濯物あたりで気づくわけですが)雨のシーンでの、静かに癒されるような静かな時間の流れが気持ちいい感じなのです。

青☆組「おやすみ、枇杷の木」
2007.7.10 - 7.16 下北沢駅前劇場
作・演出 吉田小夏
出演 足立誠 天明留理子 高橋智子 熊谷祐子 二反田幸平 山口ゆかり(フリー) 羽場睦子(フリー)

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