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2007.06.09

【芝居】「『放埒の人』はなぜ『花嫁の指輪』に改題されたか あるいはなぜ私は引っ越しのさい沢野ひとしの本を見失ったか」燐光群

2007.6.8 20:00

沢野ひとしの自伝的テキスト(amazon)をアソート的に。燐光群の役者の色気(どちらかというと女優の(^_^;))も再認識の150分。17日まで雑遊。

少年時代から、大人になり、恋もあり浮気もあり酒も楽しい。波乱もあって。家族は絶妙に距離感をもち。

結婚しているのに、かなり恋というかあれこれ。家族は日常のほんのおかしなことを細かく描画する視線を持ちながら、そとの女性について奔放。ある意味オトコの理想な日々に見える感じがします。

女性の視点ではどう見えるか自信がありません。男のアタシから見ている限りは、女性も大人なら楽しんでもらえると思うのですが、さて。

実際のところ、かなり長い時間の芝居ですが、アタシは飽きることなく楽しみました。短篇のアソートになっているのと、男女の会話のシーンが多いのがアタシにはプラスに働きます。

燐光群の役者は年齢もいっている役者も多いのです。初日まもなくの感想では、噛みすぎという意見も多く見られましたが、さすがに終盤に入った今日は安定しています。なにより普段の題材ではあまり見られない、燐光群の役者での男女の会話が実に楽しく、女優の幅広さや色気を再認識するのです。

実は団塊の世代の自伝のつくり。まあ、普通はこんなに、色々が起こる、という人生の人はほとんど居ないのだけど。

燐光群「『放埒の人』はなぜ『花嫁の指輪』に 改題されたか あるいはなぜ私は引っ越しのさい沢野ひとしの本を見失ったか」
2007.5.20 - 6.18 新宿・SPACE雑遊
原作 沢野ひとし  作・演出 坂手洋二
出演 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 江口敦子 樋尾麻衣子 内海常葉 宮島千栄 久保島隆 杉山英之 小金井篤 桐畑理佳 阿諏訪麻子 安仁屋美峰 高地寛 伊勢谷能宣 嚴樫佑介 秋葉ヨリエ

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