【芝居】「チューブラルーム」双数姉妹
2007.6.2 14:30
7人の新人を迎えての新作。双数姉妹が時折突発的に放つ、美しく面白い装置の魅力。115分。3日までTHEATER/TOPS。
たてこもっている男と女を歩き探しまわる3人。使えないと決めつけられた社員へのパワハラもどきした室長、転がりこんだ家でゆがんだ姉妹と同居した才能のない作家、できた高校生だったのに理不尽に苛める教師。探すうちに廃校となった校舎にたどりつき…
あちこちで書かれている通り、舞台中央、客席に向かって口をあけている巨大な土管風情の「チューブ」が圧巻。回転するソレは足元の不安定さや延々と歩き続けるシーンを効果的に。というより、思いついたもん勝ちの見た目の面白さ。
双数姉妹は時折、突発的に「思いついた」美しさの一点突破で来ることがあって、「雲のようなスモークの海から頭を出したりひっこめたり(ハクチカ96)」とか、「東京タワーに駆け上がる感じ(コサックTOKИOへ行く)」とか印象的な舞台があります。反面、ソコだけが強烈に印象に残ってしまうのは痛いところ。昔のようなスピード感で押す話でもないので少しもたついているとか回転音がかなりウルサイとかになってしまう感じもあります。が、あたしはこういうムダな感じ、好きなのです。
吉田麻紀子も気が付けば中堅。事情はあったようですが、いつもなら野口かおるが担うような笑いをとる領域までもと、今作では振れ幅の大きさに格闘している感じはありますが、見応え。若手たちはさすがにまだ堅い感じも。ベテランたちは余裕すら、当たり前ですが。
双数姉妹「チューブラルーム」
2007.5.26 - 6.3 THEATER/TOPS
作・演出 小池竹見
出演 今林久弥 小林至 五味祐司 青戸昭憲 鰻家喜平治 熊懐大介 河野直樹 宮田慎一郎 辻沢綾香 浅田依子 井上貴子 吉田麻起子
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