【芝居】「Nf3 Nf6」サンモールスタジオプロデュース
2007.6.14 20:00
パラドックス定数の半年前の男ふたり芝居をプロデュース公演。A/Bのダブルキャスト公演。Aバージョンを観ました。80分。17日までサンモールスタジオ。真ん中に向かい合う椅子の両方の表情、奥と上手(右側)の壁を使いますので、中央かやや下手側をおすすめします。
捕虜収容所、捕らわれている男と軍服の男。かつての同僚から時間が経って、再び出会う。
TOPSのグリング当日券(13番)でギリギリ入れず、雨の中慌てて探して間に合った公演。(←帰りなさいよ。>アタシ)
序盤は少々戸惑う感じがしますが、チェス盤に向かい合ってから徐々に流れを作ります。初演と印象は変わりません。数式を前に楽しそうに「わかりあう空気」と、その盤の上で繰り広げられることが世界に敷衍しているという広がりがこの芝居の凄さなのです。
実際のところ、見た目よりは会話の力、というものだと思います。このテキストを60分ぐらいにできればラジオドラマにして、iPodにいつも入れておきたいなぁと思うのです。そんな力のあるテキスト。
初演にはなかったものをいくつか追加しているようです。奥の壁のテキストは日時と場所を特定します。歴史を知っている人にとってはそれはわかりやすさに繋がりますが、そこがあまり得意ではないアタシには、それを明らかにするのはあまり重要な気がしません。
サンモールスタジオプロデュース「Nf3 Nf6」(Aキャスト)
2007.6.13 - 6.17 サンモールスタジオ
作 野木萌葱 (パラドックス定数) 演出 佐山泰三
出演 江戸川卍丸(劇団上田) 加藤敦(ホチキス) (Aキャスト: 寺十吾(tsumazuki no ishi) 今里真)
| 固定リンク
「演劇・芝居」カテゴリの記事
- 【芝居】「夜明けのジルバ」トローチ(2025.03.08)
- 【芝居】「ユアちゃんママとバウムクーヘン」iaku(2025.03.01)
- 【芝居】「なにもない空間」劇団チリ(2025.02.27)
- 【芝居】「Come on with the rain」ユニークポイント(2025.02.24)
- 【芝居】「メモリーがいっぱい」ラゾーナ川崎プラザソル(2025.02.12)
コメント