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2007.06.30

【芝居】「はなとゆめ」はなとゆめ

2007.6.29 19:30

「女子の性への興味や恥ずかしさ」を掲げた旗揚げ初日。表現したいことはうっすらわかります。7月1日までアートスペースプロット(道案内)。65分。

ほぼ女生徒ばかりの寄宿制の学校。官能小説家を育てるために、いろんな文章を読んだり、宿題で文章を書いてきたりする。ある日、その学校に新しい先生がやってくる。初めてのおとこ教師に..

あっという間に売り切れ、悔しがる小劇場好きたち(あたしだ)。少数とはいえ当日券が出ると聞き、行ってみてなんとか潜り込みました。立ち見も多数、確かに満員の客席。

全体の雰囲気は、むっちりみえっぱりか、野鳩(←実は未見)なのだと思います。脱力系もしくはシュールな色合い。チラシに書かれている要素は全て入っていますが、物語としてはあまり結実してない感じがします。乙女っぽい物語とか雰囲気はわりと好きなアタシ(気持ち悪いねしかし)ですが、ちょっとぴんとこない感じがします。

「性に目覚める直前」のオンナノコたちの無防備さと転がるような笑い声、それに無理矢理「官能小説を書かせる」というシチュエーションを持ってくることで、意味がわからないままに公文式のように繰り返し学習をしているというおかしな状況、が描かれていると思うのです。なんか面白くなりそうな感じなのだけど、それが不完全燃焼に感じるのです。

野鳩という劇団は(なぜか)未見なのですが、佐伯さち子のゆるく見えてちゃんとしたテンションは前半を引っ張っていて、ちょっと野鳩を見てみようかという気になったり。むっちりみえっぱり兼・騒動舎の吉田麻生は、かなり無茶なテンションですが、この空間にはよく合っています。吉原朱美は声でずるいやり方ではありますが、同質に見えてしまう(制服もあるし)中では、これは巧いやり方だとも思います。

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2007.06.27

通販

amazon好きな私です。もう、何かというとポチっとカートに入れています。高価な家電はなるべくやらないようにしていますが、結構買ってしまいます。普段はカード決済なのだけど、このあいだ間違えて「Pay-easy」を使ってみました。銀行口座からの振り込みが手数料なしで出来るってやつで、公共料金の支払いなどによく使われています。ああ、これはいいなぁ。少額決済だものなぁ。手間は手間だけど、少しの料金を払って何かを購入するっていうことがもっと出来たらいいのになぁと思います

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2007.06.24

【ダンス】「スネークさん」青年団若手自主企画Vol.33

2007.6.24 17:00

青年団のツキムラニホと木崎友紀子のユニット。青年団女優による「芝居ダンス演劇」という前代未聞。25日までアトリエ春風舎。75分。

正直な話、テキストや物語がわかるかというとよくわからないのです。とはいえ、見慣れた青年団の女優が、普段とは違う、躍動感溢れるシーンを見せてくれるという点で飽きることないのです。

下着姿になったり着替えたりはしますが不思議なほど(このアタシが、です。(^^;;))色気というかセクシャルなものを感じさせません。たとえば、週末ごとに通っているスポーツクラブのスタジオレッスンで、老若男女問わず、溢れるような生命力ってのを感じるのと同じような光景を見ている感じがします。

ツキムラニホ、という役者をみるのはもう何年になるでしょうか。演劇ぶっくの表紙を飾ったのもいつのことだったか。当日パンフには、9月から文化庁の制度でクロアチアへと記されています。感慨深いのです。

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【芝居】「息、秘そめて」ポかリン記憶舎

2007.6.24 13:30

写真のワークショップを描きながら立ち上る世界。80分。アゴラ劇場。

写真家を講師にしたNPO主催のワークショップ。撮ったり撮られたりを繰返していって…

殊更何かの物語を描き出すというよりは、カメラという「時間を止める」キカイと、生死をめぐる様々。シャッターが降りる瞬間に息を止めている(=死んでる)、という「瞬間を描くことば」を手に入れた作家は勝ったも同然、じゃないかと思うのです。

普通にワークショップを眺めているような感じは、日常に近い風景でポかリンらしさは薄まるともいえます。が、言葉の流れる時間の速さは普通の生活のスピードに近くて、アタシの生理感覚にかけ離れず飽きずに見られるのです。

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【芝居】「一人じゃない〜神様の夜(Bプロ)」KAKUTA

2007.6.23 19:00

KAKUTAが続けている朗読を主体としたパフォーマンスシリーズ (1, 2, 3, 4, 5)の4回目、4プログラム構成のBプロ。このシリーズのホームグラウンドともいうべき恵比寿・siteで7月15日まで。(A/Bは7/1まで)75分。冷房も完備され9204年(ご指摘感謝)当時とは比べものにならないぐらい快適です。

酔っ払って拾った本を携えてルームシェアしている兄のところに行く弟が「ひとりじゃない」。
隣の女性に預かった綺麗な壷から「クリスマス」。
一人暮らしの女の家、近所の子供がきてぽつりぽつり話しながら「星の光は昔の光」。

川上弘美のテキスト「クリスマス」「星の光〜」(amazon-「神様」所収)をベースに構成。間をつなぐ構成となる「ひとりじゃない」はちょっと見つけられません。オリジナルかも知れませんが。

ネタバレかも

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【芝居】「ノモレスワ。」クロカミショウネン18

2007.6.23 14:00

パズルのように組み合わされたドタバタなれど、実は気持ちを芯にした一本。24日までザ・ポケット。120分。

度重なる心労で記憶が薄らいでいる妻を連れて夫が来たのは思い出のホテルだった。何度も訪れ、甘い時間も辛い時間も過ごしたここならば、何かが変わると考えたのだった。が、心配してこっそり付いてきた兄と、ベランダから落ちた瞬間、ふたりは時間を飛び越え、二人が結婚した日に現れた。

出会ってはいけない関係や時間と階数を緻密に組み立てていきシチュエーションコメディー風にしながらも単にハッピーエンドにはしないのがクロカミ流なのです。

時間とフロアを激しく行き来するドタバタ。観客は窓の外の景色(と照明)とエレベーターの表示を頼りにしてついて行こうとしますが、それぞれの変化がごく僅かで、いちいち考えないと日時が特定できない感じ。照明はぱっと見には一般的にわかりにくいものだし、エレベータは動いてしまうので。その辻褄を理解すること自体よりも、セリフや役者を注意深く見て人物の気持ちの揺れにこそアタシは注目したいのです。もっとも、この構造の芝居でそれをするのには相当勇気が必要で、物語を追いかけられなくなった時点で放棄してしまう観客も多そうです。

ネタバレかも。

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2007.06.23

【芝居】「THE BEE」(日本版) NODA MAP番外

2007.6.22 19:30

筒井康隆の30年前の初期短編「毟りあい」(amazon-「傾いた世界―自選ドタバタ傑作集〈2〉」所収) を原作にしてロンドンで一年前に上演された4人芝居。日本版・ロンドン版の連続公演。ロンドン版はまだ余裕があるようです。日本版は7月9日までシアタートラム。70分。

ある日サラリーマンの男が帰宅しようとすると自分の家が立て籠もり犯に選挙されている。犯人を説得できるのは犯人の妻だけなのだが、彼女は説得を引き受けてくれない。彼女の家に説得を依頼しに行く男はやがて。

筒井康隆の、しかも初期の作品をきちんと知っているのならばその世界だということはわかります。が、単にNODA MAPのファン、ということで観てしまうと物語は辛いかもしれません。笑いはありますが、決して多くはありません。前回の「ロープ」ほどではない気がしますが、怒りに端を発して狂気に落ちていく姿はともかく、ともかく女性や子供の描き方は時代なりに薄っぺらで(それ自体が筒井ワールドだという側面があるのですが)これを観ている女性は果たして楽しいのか、と思ってしまうのです。

ネタバレかも

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2007.06.22

【芝居】「毒と音楽」あひるなんちゃら

2007.6.21 20:00

ユルくてクスりと笑える駄弁芝居、という説明をするしかないのだけど、楽しめます。70分、25日まで王子小劇場。

アーティスト事務所、上げ調子のインディーズ・ロックと、同じ事務所の構って貰えないフォークデュオ。バーで会話するバイトとマスターと客と。バイトが思いついたいたずらは...

広場とか屋上とかなぜか広い場所という設定が多かった彼らがなぜか狭い部屋の中という芝居。舞台も心なしかいつもより狭い感じに。もうひとつ、これは他の人に聞いた感想なのですが、みんな集合しているという感じだったいままでがなぜか二つの場所に別れた進み方。客演の多さも相まって、雰囲気が違うところもありますが、これは間違いなく「あひる節」なのです。

ねたばれかも

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2007.06.21

ふるいともだち。

たとえば高校の同級生でも、同じ会社の同期でも、それぞれにそれぞれの人生歩んでたりして。バリエーションってのはこういうことかなぁと思うのですね。活躍してる人もいれば苦労してる人もいて。たまに会ってみたいと思うのです。そういう時の酒はほんとに格別だよなぁ、なんてことを思う割には、ついつい呑みすぎて半分ぐらいの時間沈没してたりするあたしは計画性ないですかそうですか。

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2007.06.20

【芝居】「サムシング・スイート」パルコ

2007.6.17 17:00

サードステージがやっていたSHOW CASEシリーズで安定した作品を作り続けていた中谷まゆみ作+板垣恭一演出のコンビ。初めてサードステージのクレジットの外れたパルコ単独公演。期待の大きな芝居を打つということはこんなにも難しいものか、と思いつつ。115分。7月3日までパルコ劇場、そのあと大阪・倉敷・名古屋の公演。

花火大会を観ていた男女、ふとしたきっかけで作家の女の人生は大きく変わってしまう。5年後、あの事件から安定を取り戻しつつも、その後遺症のように同級生の女二人と、恋人の関係に影を落とす。そんなある日、訪ねてきたのは作家のファンだという男...

チラシによれば、女同士の「すこしエグい」かもしれない関係に作家の興味の中心があるようです。複雑に想う関係を描き出したいという意志は強く感じますが、憎しみも愛情も含めてこれだけの想いを持続させるためには相応のエネルギーが要るのだと想うのです。出来事が結構大きいわりには、それだけの想いを生み出すエネルギーを感じづらいのが勿体ないところ。

パルコ劇場の規模でいわゆる芸能人が出る芝居としては水準なのですが、なんせビューティフルサンディ・ペーパーマリッジ・今度は愛妻家と続いたコンビです。お父さんの恋・ラブハンドルに違和感を感じながらも描き出された世界はあたしの好きなモノでした。が、その期待を持って観てしまったあたしには、少々食い足りない感じ。役者がダメということは決してないのですが、言葉や気持ちの動きが今までよりはずっと荒い感じがしてしまうのと、演出が役者を御しきれていないという感じがしてなりません。

障碍者の屈折した気持ちを描き出すがために、序盤でかなり無理矢理な感情を要求している感じがしてなりません。なぜそうなるのか、どうして彼らはそういう関係を維持しているのかは、もちろん役の人物達の中では折り合いがついていると思うのですが、客席から観ていると、その唐突さが序盤に続きすぎるために、すこし距離を置いて観てしまうアタシなのです。

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【芝居】「THE MIST」ネオゼネレイタープロジェクト

2007.6.17 14:00

5年ぶりの公演。アタシは初見の劇団です。115分。「劇」小劇場での公演は終了。千秋楽は超満員。

海辺ちかく、バスの終点にある待合所の中に吸い寄せられるようにやってきた人々。霧が濃くなった夕方、最後のバスに間に合うように戻ってきた時には時計が止まり、携帯電話も使えず、バスは幾ら待っても来ない。やがて、彼らを震撼させる出来事が次々と..
町の人間がまるごと消えたあの事件から数週間後、手がかりを掴むために集まる人々。

ねたばれかも

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2007.06.17

【芝居】「5 seconds」風琴工房

2007.6.16 1900

アタシが初めてパラドックス定数に出会ったあの瞬間を。60分、17日まで駒込ラ・グロット。

羽田沖わずか着陸五分前に墜落させた機長と弁護士の接見。機長は果たして正常だったのか、あるいは。

若い男の役者二人。実力とは別に彼らの見た目でこの緊張感のある空間を形づくれるか、という心配は杞憂でした。作り込まれた会話は役者や演出が変わっても揺らがない強さを持っているのです。もちろん役者も演出の力があるゆえ、なのですが。

オリジナルを見ていても記憶あいまいなことばかりなアタシです。コクピットの中での会話、その人間にとっての、争う気持ちと責任を取るという感覚。前回観たときは組織が個人を切り捨てる過程という見方をしていたアタシですが、今回の印象は被告の中では矛盾していないのに傍目には明らかに「オカシイ」と造形された人物。鼻持ちならないエリート意識とけ落とされるのではないかというプライドを持続するストレス、背中に大人数の命を預かるという重圧など、さまざまが複合して彼をそうさせたのですが、その瞬間まで、彼は彼の論理の中で実に筋道立てて行動しているという作家の想像力に改めて舌を巻くのです。笑いは殆どありません。緊張感をじぞくさせるkとが最も魅力の戯曲、劇場内に張り巡らされた緊張感が気持ちいいのです。

小さな空間ということもあって、チケットは完売。普通は劇場ではないこともあってか、開演10分前に観客が全員揃ってしまうというのも楽しみの現れ。客を待たせずに開演してしまう、というのも普段なかなかない体験でした。

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【芝居】「おやすまなさい」風琴工房

2007.6.16 17:00

CoRich演劇祭グランプリの風琴工房、まるで狙ったかのようなタイミングの小規模企画公演。女優二人で五反田団のテキスト。17日まで駒込のラ・グロット。50分。20人弱の小さな空間は完売しているようです。これからご覧になるならば、中央か上手寄りをオススメ。下手側階段下でも少しだけ芝居があるのと、寝ている芝居が殆どなので。

眠れない一人と眠たい一人の会話。不条理というか。生きていること、死んでいくこと、寝ること、

アタシは未見の五反田団の芝居。女優二人だけの小さな空間。たまたま遅れ気味で入ったら空いていた場所で(喜んで)最前列座布団に座ったあたしです。テキストの強みもさることながら、かなり色っぽさも併せ持つ仕上がりに、途中からは脳内がおかしな具合に喜んでいる、という感じになってしまっているのです。音は音として、見た目は見た目として楽しむのだけれど、テキストは力があるのだけどそれをどうでもよくしてしまうぐらいに、かなり強烈な印象を残します。(五反田団なのに、強烈、というのもおかしな感じですが)

ほぼ一人は下着姿で寝転がったまま、もう一人は眠れない感じでバタバタしたり飛び回ったり。貝を見つけるところから始まって、遺伝子やら酸とアルカリやら、記憶やら中身が違うやら毒やらととめどなく飛びまくる会話。どこか命、というものに繋がる視点を思わせる流れなのです。

「いなくなっても一人が覚えていれば」とか「寂しい、っていう機能」とか印象に残る言葉の断片。ああ、五反田団のオリジナルもみておけば良かったと思うのです。

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【芝居】「ホタルカワ」風花水月

2007.6.16 14:00

アタシは初見です。95分。17日まで王子小劇場。

大往生のおばあちゃんの葬儀、迎える夫婦と、そのいとこにあたり10年ぶりにそこを訪れた4人の兄弟たち。あの頃の複雑な想いも胸にしていて。

親らしくない母親の代わりに兄弟たちの面倒を見てきたシッカリものの長女。彼女から見ると不倫に溺れる次女も、無職な長男も、就活しない三女もあまりに頼りない。あまり思い出したくない土地だと思い、みんなには内緒で一人で来るが、結局は集まって。

背負い込む長女の話なのか、そうはいってもそれぞれの兄弟達それぞれの話なのか、あるいはそこに残った秋や同然の家の話なのか、夫婦の何かの話なのか。それぞれにピースは散りばめられつつも、物語は立ち上がってこない感じがします。昔の想いの吐露の応酬はあるものの、云いっぱなしの感じはあって、想いの揺れ動くさまがもっと見えて欲しいのです。

妻を演じた廣瀬友美は浮いた感じはするものの、結果的には一番造形がある感じで印象に残ります。

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2007.06.16

CoRich演劇祭。

一次通過直前の狂想曲から四ヶ月弱。CoRichi舞台芸術まつり!のグランプリが発表になりました。

グランプリとなった風琴工房の公演は拝見しました。違和感を感じたところもありましたが、アタシは好きなタイプの芝居でした。ほかのニットキャップシアタースロウライダー時間堂ハイバイSUPER★GRAPPLERを拝見できました。注目を集める公演を絞ることで、多くの人の目に触れて、感想が集積される、それがパブリシティの効果を生み、劇団が自ら公演情報を登録するという流れができた、という意味で、CoRichにとっても100万円の効果は十分にあったのだと思います。

と同時に、課題も残したと思うのです。

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2007.06.15

【芝居】「Nf3 Nf6」サンモールスタジオプロデュース

2007.6.14 20:00

パラドックス定数の半年前の男ふたり芝居をプロデュース公演。A/Bのダブルキャスト公演。Aバージョンを観ました。80分。17日までサンモールスタジオ。真ん中に向かい合う椅子の両方の表情、奥と上手(右側)の壁を使いますので、中央かやや下手側をおすすめします。

捕虜収容所、捕らわれている男と軍服の男。かつての同僚から時間が経って、再び出会う。

TOPSのグリング当日券(13番)でギリギリ入れず、雨の中慌てて探して間に合った公演。(←帰りなさいよ。>アタシ)

序盤は少々戸惑う感じがしますが、チェス盤に向かい合ってから徐々に流れを作ります。初演と印象は変わりません。数式を前に楽しそうに「わかりあう空気」と、その盤の上で繰り広げられることが世界に敷衍しているという広がりがこの芝居の凄さなのです。

実際のところ、見た目よりは会話の力、というものだと思います。このテキストを60分ぐらいにできればラジオドラマにして、iPodにいつも入れておきたいなぁと思うのです。そんな力のあるテキスト。

初演にはなかったものをいくつか追加しているようです。奥の壁のテキストは日時と場所を特定します。歴史を知っている人にとってはそれはわかりやすさに繋がりますが、そこがあまり得意ではないアタシには、それを明らかにするのはあまり重要な気がしません。

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2007.06.13

再びラジオ。

ネットラジオというよりPodCastは結局継続的に聞いています。AMラジオ番組の一部を切り出した配信が結構面白くて、「久米宏 ラジオなんですけど」で久米宏の何気ない実況に唸り、「大竹まことゴールデンラジオ」のゲストトークで見せる深さを楽しむのです。で、抜粋じゃなくて全部聞きたいと思っちゃったのですね。

NetJuke(amazon)やトークマスターラジオサーバーも迷いましたが、Macに繋ぐ安価なRadioSHARK2(amazon)というやつをぽちっと購入。AMの感度を稼ぐのはアタシの部屋では結構難しいけど、ぼちぼち遊んでいます。ごく簡単な機能しかないけど、いいですねぇ、これ。iTunesへの転送機能もあって便利に使えそうです。

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2007.06.11

【芝居】「眠れぬ森の熱情」メトロポリスプロジェクトVol.21

2007.6.10 19:30

二人芝居300本の上演企画。6本で105分。公演は終了。

タバコ部屋で二人の男が悲哀を「嘆きの喫煙者」(122)。葬儀屋のバイトに応募してきた女子高生、死んだ親友と一緒にするはずだったのに「葬儀屋のバイト」(123)。メイド喫茶が進化して天使喫茶、大人気で並んで待っている男二人の「天使喫茶」(124)。検査用ガウンで待っている男二人、いろんな不安が頭をよぎり「再検査」(125)。雑誌を捨てにきたところでふと見つけたデスノートと書かれたノートに「傘がない、今もない」(126)。女漫才師二人、振られたといって泣きやまない一人、迫る開演時間、ネタも作らなければ「泣きな」(127)。

当日パンフに書かれているものとは違う上演構成。webの方はさすがに直っていますが、何があったんだろう、しかも結果的に二本増えてるし。

122話はまあ良くある感じの喫煙者嘆き節、でもどこか楽しんでる感じがするのが味。123話は友人の死に現実感を感じられない女子高生の語り口が冷静なだけに逆に説得感。後半は出来すぎな感じもするし、二本に分けた方がいいような気もしますが、タイトルでうまくまとめるため、という感じはします。124話はそれでも男達は癒しを求めるって話なのかそうなの?。125話は、40過ぎても性欲が衰えることがないのはどうしたことだという、実に現実感のある戸惑いと、死んでしまうのかという不安感が交錯して、これも味があります。126話はデスノートをめぐる話なのだけど、信じていないのに名前を書かれたくないという違和感から発想した物語かしらと推測します。それは書かれるという悪意が嫌なのだ、ということなのかと思ったり。127話は121話と繋がる女漫才師の話。元プロレスラーの広田さくらの炸裂するワザが圧巻なのと、終幕がちょっといい話風。

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【芝居】「時計仕掛けの肖像」メトロポリスプロジェクトVol.20

2007.6.10 16:00

二人芝居300本の上演企画。6本で120分。公演は終了。

女をメロメロにする正真正銘フェロモンを発する男と、匂いに敏感な女の「ランコントル」(116)。部屋に盗聴機が仕掛けてあるといって元カレを呼び出した女、盗聴の主は「盗聴アリ!」(117)。ビッグサイトのイベントにあてられて来た男とバーテンダーの会話「再就職セミナー」(118)。カップリングパーティーがアンバランスで司会の女が呼んだ友人はあまりに男受けが良くて「Tomorrow never knows」(119)。クラシックコンサートの休憩時間、ドラマの影響で増えたにわかファンに我慢ならない客たちが「のだめ」(120)。漫才コンクールに出場しようとしている女二人のドツキ漫才師だがどうしても突っ込みを入れられない「グランプリへ行こう!」(121)。

116話、フェロモン男の話はぴんと来ない。女優の色気も確かに胸元に目を奪われてしまうアタシだし、寝転がらせて動きを封じることで逆に存在感を増すというのは面白い作り方。117話はコミカルさイッパイで楽しめるのです、市場法子という女優のぶっ飛んだキャラクタと岡本広毅の巻き込まれキャラが楽しい。118話、仕事を変わろうかと頭をかすめてしまうアタシの年代、転職フェアの当てられ具合と、仕事を続けていくという地道さへへの想いと、営業上でも世辞は言わないという信念の話と。119話は綺麗な女性二人で見やすく、まるで女神のようではあるのだけど、その見た目の綺麗さとは別に「寂しいと認め、云うこと」が全てのスタートラインだというのがアタシに染みこみます。120話、にわかに増えた「のだめに感化されてクラシック」という客のマナーの悪さを起点にしながらも「劇場」という言葉を意識的に挟み込んでる感じで、「静寂を作ると云うこと」が客に課せられた義務で、それがこの奇跡の空間を生むのだという主張にはうなずづきます

121話は少し今までと毛色が違います。女性お笑いコンビという設定の二人の少し長い話。というか、こりゃ、蒲田行進曲のような「つか芝居」のテンション。ラストシーン、舞台奥からの照明吊りなんてのもそんな感じで。ちょっと長い印象があります。

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2007.06.10

【芝居】「ファイナルファンタジースーパーノーフラット」劇団、本谷有希子

2007.6.9 19:30

人気劇団、本谷有希子の第三回公演の大幅改訂再演。110分、24日まで吉祥寺シアター。

寂れた遊園地を経営している若い男。行き場の無い女たちを巧みに取り込んで敷地内に住まわせている。理想の女、「ユク」の姿を追い求めようと彼女たちを全く同じ名前・格好にさせている。男の面倒をみながら、女たちにだめ出しを続ける係員姿の女は、男のことが好きだが取り合ってもらえない...

劇団公式ページの初演あらすじからは大幅に変更し、さらに今回の当初意図とも変わってしまっている感じはしますが、共依存のものがたり、という骨子。

ねたばれかも

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【芝居】「ムラムラギッチョンチョン」タテヨコ企画

2007.6.9 15:00

修行僧という特異なシリーズの三本目。110分。12日まで駅前劇場。

修行中の寺から逃げ出した修行僧が暮らしているところが見つかり、連れ戻すために和尚の命で仲間たちが訪れる。家の主人は亡くなっており、未亡人とその妹と一緒に住んでいる。ムジナと呼ばれている喋らない男も気ままに暮らしている。脱走した修行僧と兄弟の修行僧は、この家に見覚えがあるといい…

シリーズと言われても、アタシが見るのは初めて。単に僧侶でもなく、そけに上下関係やら、悟りきれなさを修行僧という形にして物語世界を構築。人間臭さに溢れる不思議な感覚の仕上がりになっています。ドタバタな笑いもあるし、信仰という一つのベクトルを小劇場ではありがちな新興宗教の気持ち悪さではなくて、純粋に信条というか生き方のありかたとして見せているというのが逆に新鮮な感じすらします。

喪失してしまったもの、それを忘れられないことのシンプルな想いが、少々奇妙な発露をみせるのが魅力。単に坊主姿のおとこたち、というだけではなくて、読経をそれなりの人数で行うシーンには圧巻されます。言葉と云うよりは、その音の持つ迫力が存分に。この規模の芝居としては、作り込まれた舞台美術も実に美しいのです。

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2007.06.09

【芝居】「『放埒の人』はなぜ『花嫁の指輪』に改題されたか あるいはなぜ私は引っ越しのさい沢野ひとしの本を見失ったか」燐光群

2007.6.8 20:00

沢野ひとしの自伝的テキスト(amazon)をアソート的に。燐光群の役者の色気(どちらかというと女優の(^_^;))も再認識の150分。17日まで雑遊。

少年時代から、大人になり、恋もあり浮気もあり酒も楽しい。波乱もあって。家族は絶妙に距離感をもち。

結婚しているのに、かなり恋というかあれこれ。家族は日常のほんのおかしなことを細かく描画する視線を持ちながら、そとの女性について奔放。ある意味オトコの理想な日々に見える感じがします。

女性の視点ではどう見えるか自信がありません。男のアタシから見ている限りは、女性も大人なら楽しんでもらえると思うのですが、さて。

実際のところ、かなり長い時間の芝居ですが、アタシは飽きることなく楽しみました。短篇のアソートになっているのと、男女の会話のシーンが多いのがアタシにはプラスに働きます。

燐光群の役者は年齢もいっている役者も多いのです。初日まもなくの感想では、噛みすぎという意見も多く見られましたが、さすがに終盤に入った今日は安定しています。なにより普段の題材ではあまり見られない、燐光群の役者での男女の会話が実に楽しく、女優の幅広さや色気を再認識するのです。

実は団塊の世代の自伝のつくり。まあ、普通はこんなに、色々が起こる、という人生の人はほとんど居ないのだけど。

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2007.06.07

ネットワークへの写し絵

blogもmixiもCoRichも、自分にいろんな意味での危険が及ばない限りは、ネットワークに自分のことを写し絵のようにしたい、と思ったりするあたしなのです。でも、「ネットに自分をさらすなんて」という人も結構居て。危ないこともいっぱいありますからねぇ。

思い立って社会保険庁のホームページから年金個人情報提供サービスを申し込んでみました。パスワードとIDが郵送で送られてくるのに3週間ぐらいかかるのはまあご愛敬。でも、そのネットワークの向こう側に、年金記録、という自分の写し絵のようなものを目にするのは、どこか感慨があったりします。まあ、ちょっと不安な感じの情報ではありましたが、それはそれとして。

週末。

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2007.06.04

【芝居】「西遊記~Psych-you-kick~」SUPER☆GRAPPLER

2007.6.3 17:00

西遊記に着想したスパグラの新作。100分。公演は終了。

妖怪が蔓延る7世紀の中国。妖怪を力で抑える「蟠桃園(ばんとうえん)の桃」を手にした帝の治世。その圧倒的な力を狙う妖怪たちや身内たち。三蔵も妖怪を手下に連れ、その桃を手に入れようとする。その

西遊記の登場人物たち、背景や小道具を組み合わせながら、西遊記そのものというよりその前日譚的なつくり。 疾走感で一気に走り切っています。三蔵が悪人だったり、人間の帝と妖怪の妃と娘の関係だったり、二人の僧侶の関係だったり、いくつか物語になりそうな枝葉はありますが、必ずしもそれがメインの物語に繋がらないというか、そのメインが実は無い感じ。結果、とっちらかった物語を収束させ切れない感じが残ります。

見た目に色気のある役者・羊吾が出演しない最近のスパグラなのですが、コミックバンド・エレキ隊の二人を迎えて、見た目に麗しくギャグも出来る男優をきちんと配置しています。好みはありましょうが、確かに目を引きますし、このスタイルにはよくあっていると思います。

スピード感とあわせて彼らの売りであるギャグに関しては、少々残念な印象。 ボケ倒しというよりは、笑わせる部分の多くが中学生のような下世話さで、女性の作演という感じがしないのです。いや、中学生男子の考えるそういう、くっだらない話自体は嫌いじゃないのですが。

新感線を頂点とする、こういうスタイルの芝居はもっとあっていいと思うのです。新感線があまりに強力すぎるし、小劇場という枠組みではどうしても貧乏くさくなってしまうのが厳しいところなのだけど、それをイキオイで押し切れる彼らは、アタシ好きなのです。衣装の全てにSUPER☆GRAPPLERのタグを付けているなんてこだわりも楽しい。ですが、本作に関して云えば物語にまとめきれていないという印象は捨てきれません。

太宗皇帝を演じた三井俊明は常連だけあってさすがの安定感、笑いもちゃんと取るし落ち着きもちゃんと見せる感じ。狐阿七(こあしち)は元々大王という設定なのだけどそれを色気過剰の猫娘に体現した川崎麻衣はキャラクタの良さもあって印象的。

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2007.06.03

【芝居】「象牙の塔へ」crew

2007.6.3 14:00

劇団のcrewが解散公演をクロージングパーティーと題して。110分、5日までpit北/区域。これからご覧になるならば、対面する椅子に坐る人物の両方とソファーに座った役者を見られる、入って右側少し奥をオススメします。

戦争がアジアで起きている頃、都会からは遠い山の上にあるらしいホテルに長逗留する人々。画家は近くの療養施設で眼の治療をする女をモデルに絵を描く。研究施設に勤める男、ホテルを切り盛りする兄妹。元従軍記者だった男は小説を書こうとしている。戦死した画家の兄の妻が訪ねてくる。小さなテロが起こり、鉄道も道路も封鎖されしばらく閉じこめられた人々は..

鉄道が閉じ込められた閉塞、どこか俯瞰目線で描くことしかできない芸術家が、自分の心からの欲求として発露する瞬間。あるいは、兄の云うことをきくことが至上だった妹がそこから独立し、出ていこうとするなど、どこか独立していく姿をアソートした感じがします。

静かに緻密に組み立てられ。殊更笑いや派手なシーンはなくても見続けさせるのは確かな力量。 複数の友人の大絶賛で急に見に行くことにしたのですが、アタシにとってはreset-Nを見たときのとっつきにくさに近い感じがします。もちろん物語は全く違うし、作家も役者も力量があるし実に丁寧に描き混まれています。が、高純度に精製された雰囲気のこの芝居はアタシにとっては物語ではなくて情景という感じがしてなりません。好み問題といってしまえばその通りなのですが。

アタシの失敗は、劇場中央の柱の横に坐ってしまったために、対面する芝居の表情を殆ど見られないこと。何回か出てくるデッサンの対話のシーンで、牛水里美のオールヌード、という美しいシーンがあって、それが観られないのもまあ、もちろん残念なのですが。(^^)

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【芝居】「ドラマ進化論(本公演)」北京蝶々

2007.6.2 19:30

β版から一ヶ月、ちゃんと進化しています。はしかによる学校閉鎖というハプニングで一週間延期で公演中。6日まで早稲田大学大隈裏劇研アトリエ。70分。

あらすじはβ版と変らず。時間も大差ありません。創る側の想いと大人の事情、大衆というものの一貫性や中心のなさをより丁寧に描きます。

ねたばれかも

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【芝居】「チューブラルーム」双数姉妹

2007.6.2 14:30

7人の新人を迎えての新作。双数姉妹が時折突発的に放つ、美しく面白い装置の魅力。115分。3日までTHEATER/TOPS。

たてこもっている男と女を歩き探しまわる3人。使えないと決めつけられた社員へのパワハラもどきした室長、転がりこんだ家でゆがんだ姉妹と同居した才能のない作家、できた高校生だったのに理不尽に苛める教師。探すうちに廃校となった校舎にたどりつき…

あちこちで書かれている通り、舞台中央、客席に向かって口をあけている巨大な土管風情の「チューブ」が圧巻。回転するソレは足元の不安定さや延々と歩き続けるシーンを効果的に。というより、思いついたもん勝ちの見た目の面白さ。

双数姉妹は時折、突発的に「思いついた」美しさの一点突破で来ることがあって、「雲のようなスモークの海から頭を出したりひっこめたり(ハクチカ96)」とか、「東京タワーに駆け上がる感じ(コサックTOKИOへ行く)」とか印象的な舞台があります。反面、ソコだけが強烈に印象に残ってしまうのは痛いところ。昔のようなスピード感で押す話でもないので少しもたついているとか回転音がかなりウルサイとかになってしまう感じもあります。が、あたしはこういうムダな感じ、好きなのです。

吉田麻紀子も気が付けば中堅。事情はあったようですが、いつもなら野口かおるが担うような笑いをとる領域までもと、今作では振れ幅の大きさに格闘している感じはありますが、見応え。若手たちはさすがにまだ堅い感じも。ベテランたちは余裕すら、当たり前ですが。

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2007.06.02

【芝居】「しゃべる猫とだらしないひと」猫の会

2007.6.1 20:00

北村耕治の立ち上げたユニット、「猫の会」の旗揚げ。三谷麻里子の演出。90分弱。4日まで王子小劇場。

猫の多い町、部屋にゴロゴロとして働かない男。貯金を食い潰し中。好きだった女の子の結婚を聞きブルーになり、その相手を聞きまた…。階下に引っ越してきた綺麗な女の子にときめき。
猫の間に静かに広がる病気はやがてオオゴトになり。

猫を飼ったことがないアタシです。それでも町で出会ったり学生の頃のバイト先事務所に居た猫とのじゃれあいやら、間合いの感じは実にリアルな感じがします。俳優が演じる猫たちはことさら鳴いたりはしないし、あろうことか直立歩行まで平気でしちゃうのだけど、ちゃんと猫と感じさせ猫好きが描いた風景がそこにはあります。

ネタバレかも。

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