【芝居】「Unit」青年団若手自主企画Vol.32
2007.5.3 14:00
サラダボールの作家を迎えての若手公演。6日までアトリエ春風舎。65分。
段ボールが積まれた部屋、畳と祭壇と壁に掛けられた布や貼られた紙。白や緑の作務衣を着た人々。近隣住民の運動でここから出ていかなければならない日。そこに新たにやってきた若い女は、傍若無人に...
もう、随分いろいろな形で描かれたあの教団に似たコミュニティの内側の話。12年を経て描くところが散見されます。が、時間が経ったなりに解釈や目線が欲しい気がするのです。少しタガが緩んだコミュニティと外乱がぶつかる場所、という描き方は、どっかで見た気がしてしまうのが厳しいのです。
青山、と名乗る人が何人も居るというのはちょっと面白いけれど、それがネタ以上にはつながらないのも勿体ない。外乱となる女、そこに理由はちゃんと示されるのだけど、ほとんどの部分でぞんざいだったり、がさつな人に見えてしまうのです。理由が示されてもその印象が変わらないのは、意識的なのか結果なのか、と思うのです。
青年団若手自主公演Vol.32「Unit」
2007.5.1 - 5.6 アトリエ春風舎
作 鈴木大介・西村和宏 演出 西村和宏
出演 村井まどか 小林亮子 佐藤誠 山本裕子 滝沢恵(THE SHAMPOO HAT)
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