【芝居】「unlock#1」東京デスロック
2007.3.3 19:00
青年団リンクの東京デスロックによるアトリエにこだわった公演。「アルジャーノンに花束を」にインスパイアされたといいます。90分、11日までアトリエ春風舎。
テクノポップスがかかりながら、回路基板やらメカたくさんの舞台。ボールの投げ合い、パソコン店の会話、ISPの話、取っ組み合い、パネル、ビデオ、ゲーム、ダンス。
あたしは伺えなかったのですが、春風舎での稽古期間も公開しながらアトリエという作り続ける場所での芝居。これもアタシは観てないのですが前回から作家が気づいたのは、役者の肉体が疲れたり汗をかいたりしていくことに価値があるのだといいます。キカイと肉体のあり方というどこかレトロなテーマを、稽古場で産まれたであろういくつかのシーンを繋いで作り出します。それこそ、狂ったように踊る終幕近くは、役者に大変な体力を強いるわけですが、その「疲れる」ということが生身の役者の面白さなのだということは判る気がします。
どのシーンも、アタシにとっては2割ほど長すぎる印象があります。しつこく続けること、淡々と繰り返すことに価値があるということはわかりますが、アタシの生理ではちょっと長く感じるのです。
3日夜は、青年団演出部の演出家たちを集めてのアフタトーク。掲示は30分ほどとしておきながら、1時間近くになってしまうのは時間を見るスタッフが居ないからだろうと思います。アフタトークの時間は延びるモノだとは思いますが、ココまで長くなるぐらいなら、最初から時間など云わなければ いいと思うのですが。
東京デスロックunlock#1「東京デスロックのアトリエ公演」(inspired by アルジャーノンに花束を)
2007.3.2 - 3.11 アトリエ春風舎
作・演出 多田淳之介
出演 松田弘子 熊谷祐子 村井まどか 佐藤誠 佐山和泉
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