【芝居】「12 twelve」SHOW-GOプロデュース
2007.2.4 18:00
役者・鈴木省吾と、演出・和田憲明のプロデュース公演の二回目。映画「12人の怒れる男」を原作とした陪審員たちの密室劇。110分、THEATER/TOPSでの公演は4日までで終了。
少年の父親殺しの裁判、12人の陪審員たちが密室に集められて票決を行う。誰の目にも少年の有罪は明らかに見えたが、陪審員の一人が無罪を主張して…
映画でよく知られた名作を、女性を入れたりと少し手を加えたものの、殆どそのままに舞台に。緊迫感溢れ、スリリングなパワーゲームもきっちり見せる魅力があります。が、映画も圧倒的な力がある話なわけで、この舞台だけの力とは思いづらいのが厳しい所。役者はまんべんなく確かな力だし、2時間弱の間ほとんど舞台から姿を消さないまま、しかも怒りの応酬が続き取っ組み合いまでに至っては、こんなに役者に緊張感を強いる舞台なのは間違いないのです。
中坪由紀子がイノセントな魅力。鈴木省吾が理知的なポジションを。俵木藤太の血管が切れるのではないかと思わせるほどのテンション。
SHOW-GOプロデュース「12(twelve)」
2007.1.31 - 2.4 THEATER/TOPS
原作 レジナルド・ローズ 翻訳 額田やえ子 脚色・演出 和田憲明
出演 有福正志 瀬戸将哉 高川裕也 俵木藤汰(ラッパ屋) 鈴木省吾 清水宏 古川悦史(文学座) 鈴木歩己(グリング) 月ゴロー 仲坪由紀子 萩原利映(グリング) 石曽根有也(らくだ工務店)
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