【芝居】「僕を愛ちて。」鹿殺し
2007.1.13 19:30
路上パフォーマンス、関西からの移住、ライブ形式の舞台など話題にこと欠かない劇団の一年ぶり劇場本公演(本公演はアタシ初見)。昼ギャザやトークショー、イベントを織り交ぜながら22日までシアターグリーン・Box in Boxシアター、そのあと大阪、神戸。120分。
釧路の村、丹頂鶴が生息するところのボロ小屋に住む男。隣の実家には父と弟が住むが、母親の死をきっかけに、見つけた女と一緒に今の場所に住んでいる。丹頂鶴を保護する仕事とは云うが、ほとんどを女にさせ、実家から金を盗ませて暮らしている。盗んで来た中にあったカセットテープには弟の誕生の時の録音があるが、自分のものはなく、愛されていないと思って..
兄はほとんどニート、なんだかんだと理由を付けては働かない。働かなくても金は要るので同居する女に金を盗ませたりするという、かなりシビアな話。家族についてを丁寧に描く話なのです。パフォーマンス集団らしくダンスもパワフルだし、赤い衣装の「何か」も迫力があります。オリジナル、ロックな音楽もパワーがあります。
三日目時点では、どこかちぐはぐな印象があります。それぞれの味が喧嘩してしまって、それぞれに力があるのに、アタシが泣き所のところが沢山ある話なのに、迫ってこないという感じがするのが残念なのです。たぶんこれは、長い公演期間で馴染んでいけるものだという予感はあります。後半を観たい気もしますが、来週再来週のコマの厳しさよ。
鹿殺し「僕を愛ちて。」
2007.1.13 - 1.14
作 丸尾丸一郎 演出 菜月チョビ
出演 丸尾丸一郎 オレノグラフィ 菜月チョビ 渡辺プレラ JIRO・J・WOLF リアルマッスル泉 山本聡司
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