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2007.01.25

【芝居】「原形質・印象」ピンズ・ログ

2007.1.24 19:30

ほぼ年に一回のペースで三回目の公演は、作家の12年弱前の作品の改訂再演。前二本との作風はかなり違いますが、作家の視点感じる60分。28日までOFFOFFシアター。

どこか海にほど近いところ。猫とウミネコとナメクジが会話してる。ウミネコは叶わぬ夢を喋ったがために一族の会議に呼び出されてて気が重く、ナメクジは子供が出来ないことを悩んでいる。人の来ないそんな場所に、突然現れた若い人間は悪態をつきながら、物見遊山の廃墟の場所を聞き…

当日パンフで作家が書いている通り、人が集う濃密な空間をそれこそドロドロと描いた前二作とは大分ちがう物語(なんせナメクジ、だ)。作家も心得たもので、挨拶に童話の話を書いたりして、クッションを張ってあります。

静かに進む会話、派手なものはありません。想いや知識を説明するための独白の割合が多く、確かに若い脚本だという感じ。物語の雰囲気と併せて、詩を語ってるような感じもあります。

勢いでも泣きでもないこれはエラく難しい題材を選んだがために、役者の実力がアカラサマにでてしまうのです。そういう意味で手強いこの舞台、12年を経た作家が今のユニットの色とはかなり違うこの話を、なぜ今、再演しようと考えたのだろう、と思うのです。作家自身の何か、周囲の何かがリンクしたのかな、とか。いえ、余計なお世話なのですが。

生まれ、生き(て、へこたれたり)、居なくなっていくことを、ミクロな視点に着座しながら、全体を俯瞰しようとしている物語なのではないかと、アタシは勝手に思ったりするのですが。

ピンズ・ログ第3回公演「原形質・印象」
2007.1.24 - 1.28 OFF OFFシアター
作・演出 平林亜季子
出演 熊埜御堂彩 小山亜由子 桜井稔(ロスリスバーガー) 佐藤陽子(天然ロボット/SPARKO) 森川佳紀

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