【芝居】「ジャンボリー」げんこつ団
2006.9.24 19:00
女性ばかりで親父から若者、女性も男性も自在に表現しながら毒のあるコント風短編を40本ぐらい120分で。OFF OFFシアターでの公演は終了。
オレンジ色の肌の人々、日常に見えてあちこちが違う世界。会社も神様も男女の営みも、くしゃみすると起こることも、何もかも、ほんの少しだけ。ある日、大発明「マモーラ」を狙う悪党がその機械を発動する。危機一髪のところで天才研究者が発明した行為、が、更に脅威は外からやってきて...
約20本を費やしてある世界の日常を描きます。会社、家庭、あれこれ。最初こそ訳が分かりませんが、徐々にその世界に慣らされるのです。
が、実はそれはここではないもう一つの地球の光景。その星はなくなり、現実(に近い気がする)地球が後半の舞台。より病んでいる感じはありますが。全体が一つの宇宙を作り上げるのは巧い。
前半では「爽やかにほほえむ凶悪犯」とか「日常の数分の間にUFOに連れ去られていろいろあって、そのまま日常に戻ってくる」とか「相手を脅迫したり制止したりするために自分に銃を向ける」というネタが世界を構築するのによく効いてます。後半では「相手のことがわかりすぎる世界」とか、「頑張れって云うな」とか、「この会社のカラーに合わないんだよなぁ、友好度up音付き」「スピリチュアルテニス」がかなり笑える感じです。いえね、見てない人にはなんのことやら、というネタなのですが。
まったくオヤジとしては、後半に色っぽさもあるのも嬉しいのです。映像のグレードも高くなって見やすく。ここ数本では、パワフルなダンスが混じったりしていて、いろんな楽しさがあるのです。
げんこつ団「ジャンボリー」
2006.9.21 - 9.24 駅前劇場
作・演出 吉田衣里
出演 植木早苗 春原久子 岡本恵実 大庭智子 大場靖子 河野美菜 菊川朝子(Hula-Hooper) 高園陽子(SPARKO) こんどうえみこ(ハラホロシャングリラ) 和田好美 吉田衣里
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