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2006.08.21

【芝居】「手を離したとき目をつむっていたのかそれとも最初から目はつぶれていたのか」ころがす

2006.8.20 17:00

ポタライブ( 1, 2) でつながる二人の劇作家の「師弟ユニット」の弟子側がわ。COLLOLの田口アヤコの手による「女中たち(ジャン・ジュネ)のコラージュ。21日まで王子小劇場。90分。

主人の奥様が外出の間の女中たちのなぐさみの遊び、

日曜夕方の割に満員の客席。油断してしまって出遅れたアタシは椅子三列目。ヒップポイントの高低差が少ない割に、舞台に平台もなく、それなのに寝たり座ったりする芝居多く。簡単に云うと見えません。いわゆる、演出席の位置がわかる芝居。 これからご覧になるなら、ともかく早め入り、前の席、影にならない席を狙うべし。

基本的な流れはコロールのそれに近いのです。原作のいくつかの印象的なシーンを抜き出し、同じシーンを重ねたりしながら、空気を作るのです。

前回は、いくつか挟まった「普通の会話」の点描がむしろ印象に残りました。今作においても、電車に乗って海水浴や、話は「女中〜」だけど関西言葉で組み立てるシーン、恋人たちのさえずる断片が印象に残るのは、視界がなかったから、なのかもしれません。

作家が自分で編み上げた言葉をもっと聞きたい、のは女性の言葉を聞くのが好きなアタシだからかもしれません、が。

ころがす#1「バイエルと女中たち」
作品2 「手をはなしたとき目をつむっていたのかそれとも最初から目はつぶれていたのか〜ジャン・ジュネ作「女中たち」より」
2006.8.18 - 8.21 王子小劇場
作・演出 田口アヤコ
出演 大倉マヤ 吉田ミサイル 甲斐博和(徒花*) 釘本光(HOTSKY) 笠木真人 未映子 田口アヤコ 大木裕之

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