【芝居】「無防備なスキン」tsumazuki no ishi
2006.7.29 14:00
濃くてずっしり重い150分。しかし目は離せません。30日までザ・スズナリ。
古い日本家屋に共同生活を営む三組の家族。弁護士に集められ、別々の事件の犯罪被害者の遺族や犯人の家族が世間から隠れるように暮らしているが…
冤罪や犯人家族、被害者家族の抱えているであろう「痛悲しい」感覚を執拗にえがきながらも、ただ悲しさだけではなく、捻れ、間違えた方向へ行ってしまうことも含めて描く作家の目は冷静でシニカルでもあります。
舞台といい、役者といい、暑い夏の日差しがよく似合います。夏に限定された話ではないのだけど、それ以外には思いつかないほどなのです。 昼間と夜中や明け方の澄み方や気温も感じさせるような「空気」すら作りだしているように思われるのは見事なのです。
tsumazuki no ishi 「無防備なスキン」
2006.7.26 - 7.30 ザ・スズナリ
作 スエヒロケイスケ 演出 寺十吾
出演 寺十吾 釈八子(木立隆雅改メ) 宇鉄菊三 猫田直 日暮玩具 竹下カオリ 杏屋心檬 松原正隆 鈴木雄一郎 岡野正一 松嶋亮太 中野麻衣 中村榮美子(少年王者舘) 永野昌也(スエヒロ アンド ザ スローモースローガンズ) 蒲公仁(個人企画集団*ガマ発動期) 田中要次
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