【芝居】「煙の行方」ポかリン記憶舎
2006.7.28 19:30
2週間あるTOKYOSCAPEのうち、今週しかない唯一の劇場で公演のポかリン記憶舎、西陣の真ん中で60分。30日まで、須佐命舎(織成館)。
和風の女たち。暑い夏の日差しのなか、やってきて一息ついて、(踊りの)稽古を、かわるがわる
彼女たちが「地上3cmの楽園」をうたっていたのはいつのことかしらん。京都の町の圧倒的な力のある建物を得たことと、着物の町ということが、彼女たちの芝居に力を与えたと思うのです。
久しぶりにみたポかリン(前回、煙〜初演)は、びっくりするほど見やすくなっているのです。所作の美しさはそのままに、笑いもあるし気楽な感じなのです。
向かいの建物(織成館)はもともと広大な織物工場の建物。京都在住の人でも知らない空間、らしいのです。夜限定で京野菜の餃子と生ビール。気持ちよく寝てしまわない自信があれば開演前(1830から)に。トークショー次第ですが、時間少ないかも。日曜日は更に限定的かもしれません。
今回に限りませんが、弱点は当日制作の体制が薄い(人数ではなく)ことではないかと思います。誰に責任をどこまで与えるか。難しいとは思うのですが。だから餃子をいつ食べるか、トークショーの時間を監督するひとがいない、のです。
ポかリン記憶舎 (a href="http://www.tokyoscape.org/">TOKYOSCAPE) 「煙の行方」
2006.7.28 - 7.30 須佐命舎
作・演出 明神慈
出演 中島美紀 後藤飛鳥(五反田団) 市川 梢 寺内亜矢子(ク・ナウカ)
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コメント
はち
よいですね、夏休み。
アタシも初演で見ています。
ほとんど忘れていますけど、夏にはぴったりかなという記憶とコップ一杯の水を
求めてコップ一杯の水に溺れるという印象が残っています。
知人に大学時代を女子学生専用でエアコンの無い下宿で暮らしたというのが居ま
す。暑い頃には、部屋の戸や窓を開け放って、とても親には見せられないような
格好でゴロゴロしていたとか。下宿生の誰かのところにをボーイフレンドが来る
日は、その旨予告が張り出されたとか聞きました。
ニッポンの夏、キンチョウの夏。
投稿: はち | 2006.07.29 03:32
はちさん、コメントありがとございます。
確かに暑い京都だからこそ、コップ一杯の水におぼれる、という感じがよく出ている、と書きたいところですが、実はあたしの見た回は、雷雨になってまして、また別の怖さがあったりしました。
投稿: かわひ_ | 2006.07.31 01:20