【芝居】「宇宙も終わる」散歩道楽+タテヨコ企画
2006.6.30 19:30
散歩道楽の毎月再演企画「サンポジウム」の二本目、タテヨコ企画との合同公演。4日までサンモールスタジオ。105分。
折りたたみ机と椅子が並べられた少し広い場所。いとこたちが久しぶりに集まって。傷心の人や東京から今日のために戻ってきた人、東京に出て行こうという妹、そこで暮らしている人。
開幕すぐ、奇妙な二人のシーンは怪しい宗教のようですこし可笑しく。続く従兄弟(従姉妹)のシーンで舞台を組み立てて。人が沢山入ってきて。東京に出て行って意地になっている人、東京に憧れて(というよりは追いかけて)出ていこうとする人。中盤のおわりで二人の対話というよりは喧嘩に近いシーン。張りつめる空気、そのテンションの凄さ。
次のシーンでは、宇宙についての解説。わけのわからないことを喋ってるセンセイ、ホワイトボード、寝てる人。「自分が中に居る間は見えない、その世界の外にでて初めてわかることがあるということ」の解説。前のシーンの姉の視点、つまり東京にでてはじめてわかること。
更に次のシーンでは、妹が戻ってきて、少し冷静になって、姉の立場がわかっているのです。細かく組み立てられた話。
芝居として観た場合には前半ののんびりさが必要なのはわかりつつ、だれてしまう感じが勿体ないのです。ちゃんと解説はされているのですが、理系の解説が客席に届いているかは微妙ではあります。
竹原千恵が可愛らしく、しかし巧く、姉に向き合う顔が印象的。その姉、舘智子が実に女性らしい(失礼。女性役じゃない舞台も沢山拝見してるので)のが新鮮な印象。
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