【ドラマ】下北サンデーズ #3
2006.7.27 21:00 テレビ朝日系
黒子としての初舞台が予想外の好評に終えた公演。下北沢にも引っ越し、バイトも始めた新人の主人公。10年間くすぶっていたOFF OFFシアターから、他劇団のキャンセル枠をラッキーにも手に入れた劇団は、すぐに駅前劇場公演の準備にかかる。新人の予想外の人気に目をつけた作家と演出は、看板女優と新人の二人をダブルに主演にすえた公演を企画するが..
かっ飛ばしていた1回目2回目に比べると、派手なところが少ないのだけど、それでも小劇場にありがちだろう風景を(いや、実は知らないんだけど、演じる側のことは)点描。避けて通れない金の問題(バイト、借金、チケットノルマ)、たまたま人気の出た新人と看板のバランスの悪さと確執、「2ちゃんねる」と「えんぺ」を足して二で割ったような観客の反応などなど。
主人公のどこまでも前向きな自分探しに加えて、劇団がステップアップする機会を得てどこまでも昇っていけそうな高揚感が劇団全体を包んだり、触れられたくない過去は過去として前に進む新人女優の姿など、どこまでも前向きなのです。反面、全体としてはどこか一本調子になってる感もあって、ひと段落という感じもします。
キャッチボールのシーンとなったスズナリ裏の牛舎(だよな)を背景にした場所は、ちょっといい風景、なのだよなぁ。こういう場所を持ってるのがあの町の魅力。
初回11%を超えていた視聴率も8.1, 6.3と下がってきているのですが、飛び道具がそうそうあるわけもないのだけど、どうなるかなぁ。ねたがそこそこ面白くて、前向きさの熱いドラマはキライじゃないんだけどなぁ
演出 丸毛典子 脚本 河原雅彦+三浦有為子
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