【芝居】「ムーンライトコースター」KAKUTA
2006.6.3 19:30
KAKUTAの「星の一年」を締めくくるのは、浅草「花やしき」を貸し切りで使う伝説のイベント公演の再演。当日券も出ているようです。90分、4日まで、浅草「花やしき」。
ほぼ初演と同じ話を同じフォーマット(なのであらすじは上記リンクで)。案内人に芝居をさせたり、役者に少しだけ入れ替わりがあったりはしますがあまり変わらないと思います。前回は一番広いメインステージであるDゾーンで見たのですが、今回はまったくの死角になっているAゾーンで。制約の多いステージで、隣のBゾーンとの音を分離したり統合したりという手法がもっとも通じづらい気がしました。まあ、話を知ってたということの差も大きいのだと思います。
前回と同じく、あたしの印象は「ふた星テントウ」が良くて、これ一本だけでも短編の二人芝居として成立するクオリティ。「ウサギ逃げる」は、場所の見づらさが勿体ないがコミカル要素が強いのは変わらず。「招かざる客たち」でもっとガー泣きした気がするのだけど、エンディングの違いかなぁ。
10年目ぐらいに2年置いて大きなイベントをきちんと成功させるというのは次のステップに繋がるのだと思います。キャラメルボックスのシアターエクスプレスが、あたしの心に浮かびます。そういえば、これも同時多発。観客がふくらんでいく時期ですから、いろんな軋轢も。あたしの観た回では、サイレンサーもない一眼レフを持ち込んで撮影をする観客。芝居のレベルにあった観客をきちんと育てていけるか、ということも中堅となった彼らの重要な役割なのです。
招待状、おまけCD、園内での飲食物販売、場所取り用キープコーンなどのお楽しみ要素満載。開場中に踊りを踊らせるというのも、観客に役者を明確に分離してしめす効果があって、巧いなと思います。
これだけ雨の多かった五月なのに、一番危なかった土曜日夜もなんとか天気は持ったのです。日曜夜はほぼ確実に大丈夫でしょう。前回も降ってないわけで、お天道さままで味方するというのも変わらないのです。
KAKUTA 「ムーンライトコースター」
2006.5.31 - 6.4 浅草 花やしき
作・演出 桑原裕子
出演 成清正紀 若狭勝也 原扶貴子 佐藤滋 川本裕之 田村友佳 野澤爽子 松田昌樹 高山奈央子 横山真二 馬場恒行 桑原裕子 実近順次 水野美穂(東京パフェ) 青山麻紀子 田仲祐希
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コメント
今日観にいくのですが、情報として教えてください。
この芝居が終わった後に、ジェットコースターとか乗り物に乗る時間があるのでしょうか。乗り物に乗りたいのだったら、その前に入場料を払って楽しんだほうが賢明なのでしょうか?
投稿: ごろうやっこ | 2006.06.04 11:54
すみません、すでに遅いですかね。終演後も乗り物は動いてませんし、昼営業とはまったく独立なので遊園地として楽しむらなら、昼に入らないと、です。
投稿: かわひ | 2006.06.04 16:52
情報ありがとうございます。って、別でも聞いていたので、閉園が6時だとわかり、その前にローラーコースターとビックリハウスといくつかのアトラクションを楽しみました。夜は寒かったですけど二重に遊園地を楽しんで得した気分でした。″\○/゛
投稿: ごろうやっこ | 2006.06.04 22:40
ごろうやっこさん、アトラクションも楽しめたようで何よりでした。
まあ、普段行っても、じつはあっという間に回り切ってしまうのですけどね、花やしきって。
投稿: かわひ_ | 2006.06.06 00:11