【芝居】「オレノカタワレ」30-DELUX
2006.5.28 18:00
新感線、Afro13、元キャラメルボックス、元MOTHERといった面々で立ち上げた「ギリギリボーイズ」というユニットの公演、30-DELUXの第五回公演。あたしは初見です。キャラメルボックスから岡田達也(東京公演)を迎えて、男同士の熱いラブストーリーを。240分120分、東京公演は終了。大阪は来月2,3,4日に、クロムモリブデンの森下亮を迎えて。
焼けおちた劇場を調査に訪れた保険会社の調査。ドサ廻りから、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった劇団の立て役者だっ元看板役者の足取りが絶えた場所だった。劇団のプロデューサーの口から語られたのは…
ドサ周りの大衆演劇から駆け上がり、看板が抜けてしまって落ちぶれていく劇団の話を軸に。男臭くてコミカルで、昼の芝居とは方向は違いますが、これもバックステージもの。殺陣が得意な彼らの力を生かしたスピーディなエンタメに徹しており、これはこれでアリな方向でしょう。
終盤30分、看板と作家+役者のカタワレ同士の関係を織田信長と蘭丸の関係になぞっていってシリアス芝居にたたみかけます。確かに格好いいのだけど、あたし的には前半の関係の面白さの方が光ります。開演時間間違えて呑んでたビールの酔いが回ったころだったことは否めないのですが。←駄目人間
女形に変化する佐藤仁志が美しい。なんせ基本的に可愛らしい顔立ちで。岡田達也はさすがにこの規模の劇場なら圧倒的な力を見せます。前半のジャンキーさ一杯の芝居の肩の力の抜け具合、バランスの絶妙さ。吉村やよひは物語の聞き手的役回りで、実は珍しい「普通の女性」の役。なのに、なぜ組体操。や、おもしろかったけど。
30-DELUX 「 オレノカタワレ」
2006.5.24 - 5.28 シアターサンモール
2006.6.2 - 6.4 日本橋 インディデペンデントシアターセカンド 作 米山和仁(ホチキス) 演出 毛利亘宏(少年社中)
出演 佐藤仁志 タイソン大屋(劇団☆新感線) 清水順二 岡田達也(演劇集団キャラメルボックス) (/森下亮(クロムモリブデン)) 石原善暢(演劇集団キャラメルボックス) 吉村やよひ(ひげ太夫) 宮城健太郎 沢樹くるみ 森大 (少年社中) 梶武志(TeamAZURA) 長岡仁也 (TeamAZURA) 赤木山伍里蔵
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コメント
240分って・・・まだ酔ってる?
投稿: こまる | 2006.05.29 07:29
こまるさま:
失礼しました。うあー、新感線じゃないんだから、240分なんてことはないですね。
投稿: かわひ_ | 2006.05.29 08:54