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2006.03.12

【芝居】「火男の火」不消者(けされず)

2006.3.11 18:00

アタシは初見ですが、11回公演をむかえる不消者。8年ぶり、旗揚げ作品の再演は、原田宗典作で山賊の集落を舞台にした時代物120分をキャスト演出を一新して。12日までアイピット目白。

都の屋敷に押し入っては、金品を強奪する山賊たち。長も一目置く優秀な男。顔の半分を覆う醜いアザから「火男」と呼ばれている。ある日都から人質として連れてこられた美しい女が彼のものになるが、女は心を開かない。長の命の先がないことがわかり、山賊たちの仲に軋みが生じてくる…

もと東京壱組座付き、原田宗典作による代表作のひとつ(東京壱組初演1993.4)で実はあちこちで上演されている芝居らしいのですが、アタシは初見。 個人的には芝居での時代物(つか時代劇でも同じなのですが)はどうしてもリアルの感じとれなさの違和感が残ります。だから、本作においても序盤から物語世界を作るまでにモタツキを感じたのは、全くもってアタシの個人的な感覚かもしれません。

が、世界が出来た中盤から、特に長のクスリにまつわる策略が頭をもたげるあたりからはなかなか魅せます。山賊たちの内部で軋んだ歯車はバランスオブパワーをがらがらと崩しはじめ、悪意の連鎖で一気に見せる熱い芝居になっています。

策略のゆえに起こる悲劇、なわけですからそこには説得力が必要。伊万里を演じた山本亜希は前半でその策略を感じさせるポジション。八郎太を演じる多根周作は性格の豹変が難しい役どころで重要。

不消者 第11回公演「火男の火」
2006.3.8 - 3.12 アイピット目白
作 原田宗典   演出 和田小太郎
出演 橋本達也(TOON BULLETS!) 佐々木梓 高橋まさかず(劇団ショーマ) 黒坂カズシ 多根周作(ハイリンド) 亀田真二郎 大谷なおり 佐藤圭右 山本亜希((7)の椅子) 寺田ミオ(TOON BULLETS!) 近藤直子 宮直子 伊藤忠宏(演劇企画集団ぐりま) 萩原真実(演劇企画集団ぐりま) 星野祐樹(劇団Do☆Da) 藤原麻友美 白川峻 原宿ゴリラ(竜星群) 奧野良将 青柳勇輝

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コメント

あらー、関西公演があれば行くのだけど...(TT)

投稿: たな | 2006.03.12 10:35

たなさま、コメントありがとございます。
関東公演があれば行くのだけど、って芝居もままありますので、おあいこ、ということで。(^^;;)

投稿: かわひ_ | 2006.03.14 23:59

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