【芝居】「ヘブン」テクポポ
2006.2.19 18:00
はぎわらみらい(萩原未来)の個人ユニット。2001年7月ジェルスホール以来の公演らしい。あたしは初見。公演は終了。
同じ名前がつけられた双子の姉妹。いつも一緒だったが、二人は要らないと、妹は出ていく。姉は家から出ないままで、牛乳配達の少年がほのかに憧れている。妹が行き着いた先は、友人が渡米してしまったために引きこもっていた少女の家、同居をはじめ、やがて、少女は自分と入れ替わってほしいといいだす。..
物語のタネとなるのは、名前が同じ双子、二人が別れ、再会することで止まっていた時間が前に進むということなのだろうと思います。この物語を姉・妹二人それぞれを別の話で始め、最後に一つにまとめるという、ずいぶんと大きな物語にしてしまったのだろうと思います。
正直な話、役者のばらつきは大きく、そもそも水準も怪しいところ。意図的な演出、という可能性がないわけではありませんが、効果を生んでいるとはいいづらいところがあります。演出そのものも厳しい評価を下すざるをえません。そこに大きな物語を入れてしまっているために、物語を語り伝えることがそもそも難しいのではないかと思うのです。
幕間に挟まるタイトルのアニメーションは少し素敵な感じです。役者のテンションがカチリとはまる瞬間があった気もします。それが持続できればと思うのです。
テクポポ「ヘブン」
2006.2.17 - 2.19 新宿Miracle
作・演出 テクポポ
出演 高島藍 高島拓也 鶴身愛子 村山香菜 萩原未来
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