【芝居】「パンチ」げんこつ団
2005.11.20 14:00
女性ばかり、風刺色の強いコント的なスタイルを続けるげんこつ団の新作。20日夜まで、駅前劇場。
映像とコントを繋げる見せ方はかわらず。安心してみられます。
世間で起きていることに対して、妙だと感じたものを笑いに転化する確かな感性。ダイエット成功者が水着でプレゼンテーションするうさん臭さを、借金王を決めるコンテストに転化するネタなんか秀逸な気がします。あるいは、雑誌のおしまいの方に広告出てるような「幸せになれる石」が蔓延したオフィスの風景、スモールワールドのように走馬燈な入院後の日々、救世主を崇めるくせに何一つ聞こうとしない信者たちなど、どこかで感じるような臭いを、笑いにするのです。
こういう風刺っぽいものではないのだけど、火星に降り立とうとしたところに存在していた、「あの世界」の人々ってのも、ワンアイデアの瞬発力だけどここまでつきつめれば凄い。
| 固定リンク
「演劇・芝居」カテゴリの記事
- 【芝居】「エゴ/エバ」酔ひどれ船(2023.01.28)
- 【芝居】「すずめのなみだだん!」やみ・あがりシアター(2023.01.22)
- 【芝居】「gaku-GAY-kai 2022 贋作・テンペスト」フライングステージ(2023.01.19)
- 【芝居】「RAIN~改訂版~」螺旋階段(2023.01.12)
- 【芝居】「パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。」趣向(2023.01.08)
コメント