【芝居】「ゼブラ」ONEOR8
2005.10.16 14:30
これでもかとおこるさまざま、ヒトにの深い気持ちのつながりを、四人姉妹の現在と記憶で描く新作。17日までTOPS。
女の子ばかり4人姉妹女手ひとつで育てられ。年月は過ぎ、徐々に嫁にいく歳。しかしそこには母親の姿はなく、想いも少しずつずれはじめている。それでも、子供の頃からの姉妹。喧嘩も便秘の話もなんでも出来るし、いろんなことが次々に起こるし。
多分みんないい歳の女優たち。何かのプレイかと思うぐらい、着替えの多い芝居なのです。ものすごくたくさんのエピソードを過剰に詰め込んで物語を進めるのです。
まだ両親健在(な筈)なのでリアルには感じとれないシチュエーション。騒がしく、貧乏だった頃がリフレインするのです。
重苦しい瞬間もありますが、全体に笑い多く、楽しくみられます。
普通なら終わるべきシーンの後にまだ続く物語は、いい話で終らせないという信念なのかもしれません。ピリオドでは終らずその向こうに行こう、ってことなのかなとも思いますが、本編のいい話を超えなきゃ。
あたしの観た回は16時頃に地震で揺れました。さすがに芝居は一瞬とまります。客席の照明も点きましたが、おさまったあとに数分で元の芝居に引き戻すのは、役者の確かなちから。
ONEOR8「ゼブラ」
2005.10.12 - 10.17 THEATER/TOPS
作・演出 田村孝裕
出演 今井千恵 冨塚智 平野圭 冨田直美 恩田隆一 和田ひろこ 野本光一郎
0 弘中麻紀(ラッパ屋) 瓜生和成(東京タンバリン) 星野園美(石井光三オフィス) 津村知与支(モダンスイマーズ) 吉田麻起子(双数姉妹)
| 固定リンク
「演劇・芝居」カテゴリの記事
- 【芝居】「エゴ/エバ」酔ひどれ船(2023.01.28)
- 【芝居】「すずめのなみだだん!」やみ・あがりシアター(2023.01.22)
- 【芝居】「gaku-GAY-kai 2022 贋作・テンペスト」フライングステージ(2023.01.19)
- 【芝居】「RAIN~改訂版~」螺旋階段(2023.01.12)
- 【芝居】「パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。」趣向(2023.01.08)
コメント