【芝居】「ナナイロノ」ハイバイ+ELITE
200510091900
日常の会話劇を得意とするハイバイの、え。ミュージカル?。小劇場的でも、ミュージカル的でも、静かな芝居的でもありますが、全体ではそのどれとも違うのです。10日夜まで明石スタジオ。
▼筋書きの端ですらネタバレの可能性あり
ロボットと人間の積年にわたる抗争。その境界線の星、許さない愛に目覚める二人。
…は、とある戯曲講座で素人の男が書いた物語。職人などに混じって、生徒の人妻に恋をした。書いた物語を面白がって読んでくれて、やがてひかれあい。
生のバンドも交え、ダンサブルな音楽。身体も自然に動いてしまう(桟敷席なのに)のだけど、どこかケチャな感じ(維新派のあれだ)。深夜の駅でガラスを前に練習してるようなストリート感ある(しかしプロの)ダンサーたちの活躍するシーンは決して多くはありません。が、贅沢です。
物語はやがて悲惨な話をおりまぜながら静かでリアルな会話に落としこまれていきます。「静かな演劇」よりは新しく、チェルほど旧来の芝居のスタイルから乖離していない会話と反応のリアルさはアタシの感覚によくあいます。
全てが手放しではありません。痛々しい感じに役者を使う意味はあたしには必然が感じられなかったりもします。その違和感は最後までアタシからは拭えませんでしたが、それでも、面白かった、と思えます。賛否ある気もしますが。
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