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2005.09.26

【芝居】「原宿物語6」マダムゴールドデュオ

2005.9.25 17:15

マダムゴールドデュオ(MGD)が最近上演している形態「のぞき部屋」のシリーズ、「原宿物語」の第六弾。あたしは初見です。原宿デザインフェスタギャラリーでの上演は終了。

原宿デザインフェスタギャラリーは、おそらく元マンションのあれこれの小部屋が、さまざまな展示を行っている建物。行ったことないけど、美大の学園祭ってこんな感じじゃないだろうかという、雑多なパワーにあふれています。その一部屋を使ったイベント。観客は300円を投入、メニューから一つ選んで札も投入。すると、覗き穴のむこうで芝居がされる、という自動販売機のような感じ。詳しくは劇団webを。

どこにでも持っていける、というポータビリティ、一本3分という手頃さで芝居を一日何十回もまわすという試み。過剰な色気のものあり、パワーで押し切る3分版電車男あり。観客の視点を一カ所に固定することで、逆にクローズアップや、一人称カメラ(アダルトビデオでよくある、あれだ)といった、映像の手法や文法を芝居が手に入れた、と思うのです。

一方で、一回一人という制約が、待ち時間を生むわけで、見る側からすると一種のばくちになります。一対一に近い芝居の試みは今までもあると思いますが(記憶する限りでは、美加里さんの茶室イベントとか。観てないけど)、近すぎる故にどうしても反応を求められたりしちゃうのですが、一対一なのに、お互いのインタラクションが求められないという安心感ゆえ、というのはある気がします。

3分圧縮版「電車男」「電車女」。引きこもり男がバンドデビューを果たし社会復帰するまでを描く「ゴハンとゲームとションベンウンコ」。危篤になった母を看病する娘の生まれる頃を描く涙の「女体の神秘」。さらに、別の部屋には女優三人を交代で使っての、ほぼ猫耳秋葉系風俗っぽい「ネコリータ」。

いや、好きですよ、こういうの。でも、見えてないとはいえ、近すぎて、しかも映像ではない生々しさゆえに、落ち着かないです。最後のとか。

マダムゴールドデュオ「原宿物語6」
2005.9.23 - 9.25 原宿デザインフェスタギャラリー 1C-1D
原作 鈴木規純 太田希望 安西規康(ボーダビッチ) 出演 太田希望 竹下カオリ(tsumazuki no ishi) 久保田伸子(ボーダビッチ) 鈴木浩司 小山涼 新倉壮一郎(くねくねし) 奥村香里(くねくねし) 今井智子 江崎穣 高橋優子(チーム下剋上) 稲村裕子 宮本彩香 梅田凡乃

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コメント

美加理コレクションの茶室イベントの初日の一人目の客は、実はわたくしめでした♪

真っ白な茶室で、無言でいろいろ遊びましたよ二人で。
懐かしい思い出です。

投稿: さみっと伊東。 | 2005.10.02 01:37

さみっと伊東。さん、コメントありがとございます。

うあー、そうですか、茶室イベント行かれましたか。存在は知っていたのですが、怖くてついにいけませんでしたねぇ。

投稿: かわひ_ | 2005.10.08 01:22

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