【芝居】「だるまさんがころんだ」燐光群
2005.8.14 19:00
可愛らしいタイトルとは裏腹な地雷と地雷除去の話。とは言いながら、客席に絶えない笑いは、芝居の絶妙なバランスを語ります。31日までスズナリ。沖縄、横浜をツアー。
地雷作りの会社員の家庭、派遣された自衛隊員、難民キャンプ、ヤクザの親分のわがまま、その命を受けて地雷探しする子分の恋物語などさまざまを自在におりまぜるのは近年作家の得意な手法。
ほぼ黒一色、まんなかに道路が一本通ったような舞台の造りは初演と同じ。下手側面の席は、一ヶ所だけある日本語訳のスライドの見切れありですが、「女」(佐古真弓)の表情独り占め。急な代役となっても妖しい魅力を兼ね備えて印象的。語り部となる娘(江口敦子)、その父親を見つめる表情。女役人と名付けられた役(小林さやか)の物凄い表情は今までにない凄み、というより戯画的。
燐光群「だるまさんがころんだ」
2005.8.10- 8.31 ザ・スズナリ
2005.9.6 - 9.7 沖縄 うるま市民芸術劇場 燈ホール
2005.9.14 神奈川県立青少年センター
作・演出 坂手洋二
出演 中山マリ 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 下総源太朗 鴨川てんし 佐古真弓 KONTA 小林さやか JOHN OGLEVEE 江口敦子 樋尾麻衣子 宇賀神範子 内海常葉 向井孝成 裴優宇 久保島隆 杉山英之 小金井篤 工藤清美 塚田菜津子 阿諏訪麻子 樋口美恵 樋口史 安仁屋美峰 中川稔朗
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