【芝居】「雨のにおい」東京タンバリン
2005.7.3 15:00
地下鉄の遺失物センターと、工事事務所の二つの場所を切り替えながらみせる、繋がりと広がり。駅前劇場の公演は終了。あと弘前公演あり。
いくつかの工事現場を持つ建築事務所。細かなすれ違い、鬱憤、姿を見せない上司の悪口などありふれた会社の姿。地下鉄の遺失物係に配属された中年男と若い女日々の会話や変な客たちの会話。
すれ違いが徐々に鬱憤に変わるのがタンバリン流か。そうなるきっかけは理解できなくても、プロセスはよくわかるのです。実は最後の電話、それに続く、男がかける一言が出てくる、ただ、その一瞬を描くために1h45という時間を使い切ってる気がします。このアンバランスな力のかけかたが、じつはあたし好きですが、一般的にわかってもらえるかは微妙な気もします。
東京タンバリン「雨のにおい」
2005.6.29 - 7.3 駅間劇場
作・演出 高井浩子
出演 瓜生和成 森啓一郎 青山隆之 岡本考史 坂田恭子 ミギタ明日香 山本美月
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