【芝居】「緋色の屋根」リュカ.
2005.7.31 18:00
新宿駅からだと、ゴールデン街の先、新宿眼科画廊、という一風変わった名前の画廊(しかも診療はしてないで、結婚前の男女と兄弟、顔合わせの会の、立ち話を点描。公演は終了。
11月に予定している初の再演作を前に、今回、9月と続くサイドストーリーなのだといいます。
結婚を前に集まる家族、そのうちの結婚する二人、新郎側の兄、姉の4人の立ち話。とめどない、何気ない、探り、振り返えり重ねる会話。やがて、子供のころの赤っぽい屋根の色に想い及ぶ会話。
繊細というのとは少し違う、あまりに自然な会話。芝居は何かが起こるものだと思っていると、それは裏切られる気がします。語られるべき物語は初演本編を観ていなああたしには見えづらいのです。それでも、細やかに重ねられる会話を、耳そば立てて聞き、自分の身体に染み込ませるプロセスが心地よいのです、体力は必要なのですが。
なんかですね、役者が大人だなぁと思うのです。物語の雰囲気ゆえ、なのか、役者たちから出てくる何か、がそう感じさせるのか、いまひとつわからないのですが。
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