【芝居】「ブラジャー」桃唄309
2005.7.8 19:30
緻密な脚本を暗転なしで俯瞰する演出というのが、あの雑誌にもこの雑誌にも、な桃唄の新作。後半にするすると面白くなる感じが楽しい1h45。吉祥寺シアターの主催でない初めての公演は.11日まで。
ブラジャー、をめぐるヨーロッパの昔、日本での黎明、フリマでの出会い、公園で待ち合わせる人々。 芝居の前半にさまざまなお膳立て。丁寧に組み立てていますが、作家が描きたい豆知識的内容が話の運びを細切れに点描に見せてしまうのはもったいないのです。楽しいけど。
が、ミシン、ボビンや商店街の人々の盛り上がりは俄然楽しいのです。力技でねじ伏せられる感じはしますが、ちょっと泣いたりして。
物を作る、売るというごくプリミティブな営みが人々を生き生きとさせる姿が、製造業なあたしの心に響きます。
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