【芝居】「New Life」猫☆魂
2005.5.8 14:00
3つの哀しい愛の物語をベースにしかし笑いもまま入れて。あたしは初見。10日まで駅前劇場。
ラジオから流れるアーティストに恋してしまって狂おしく会いたくなる「ブラウン管の中の君よ」、夢を追いかけると言ってヒモ同然の彼氏を養う女につきまとう「昼の顔、夜の顔」、彼氏と付き合い始めた女の兄の激しい干渉「登れない壁」。
あくまで暗く、しかしまあ芝居ではよくある(^_^;)話の見せかたが少々ステロタイプな感じがしないでもないのですが、それだけでは終わらない破壊力のあるキャラや構造。役者に依存してる感じはあるのですが、むしろ終盤の見せ方が劇団の持ち味なのかなあとも思います。
女優はゲストなのですが、大きい取り上げられ方ではあるものの、少々負担のかかる役どころ。秋澤弥里さんの暗いやくどころ。一瞬の笑顔が輝いて見えるのです。杉山薫さんの舞台度胸。ナイロンではすでに舞台の規模が大きくなりすぎて感じなかった細やかな表情。辻修さんの圧倒的なキャラクタ。どこでも同じといえばそうなのですが、この破壊力に依存しすぎている気はします。
猫☆魂「New Life」
2005.5.6 - 5.10 下北沢 駅前劇場
作・演出 西永貴文
出演 堺沢隆史 井澤崇行 秋枝直樹
杉山薫(ナイロン100℃) 福田英和(7の椅子) 貧乏神 牧野直英
秋澤弥里 村木宏太郎 宮崎陽介(コンテ・ポンテ・ラボラトリー) 佐々木光弘
西永貴文 辻修
唱ひて>松本恵理(Spanish Gauguin) 岡崎保憲(Spanish Gauguin) 石倉久幸(TMB3)
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