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2005.04.30

【芝居】「ミラコミラコロックンロール」インパラプレパラート

2005.430 14:00

チラシによれば、気難しい劇場主とたった独りの人形劇団、ショートオムニバスな二人芝居。構造の面白さが目につきますが、キラリと光る話もちらと見えたりな1h45、1日昼まで大塚ジェルスホール。

6本の話、それを繋ぐ別の話。20の人格が同居する男「多重人格」、なぜか二人いる「エレベーターガール」、スタンプラリーと称した山歩きに浮かぬ顔の男「ピクニック」、ある雨の日にであった男は「傘」、二人組「メガネーズ」、起こるか奇跡「ミラコミラコロックンロール」。

一人しか居ない人形劇団だから両手分の二人しか出ない芝居ばかり、という制約と、小屋を押さえるためにプレゼンテーションする座長という構造が見事にはまるものの、5話6話だけが構造に直接関係するのです。話としての体裁を持っている前半4つのうちでは、川上弘美風の不思議な手触りを持つ「傘」があたしのツボ。ネタは早々に割れますが、それが問題にならない強固な話と儚げな空気が魅力。ピクニックはネタが割れるところからあと一歩欲しい感じ。最初二本は役者のキャラクタが生きるのです。

あたしの友人たちの間では、圧倒的人気なのが5話。笑い転げたものの、あたしには一番に推す理由が、いまひとつ腑に落ちない感じもして。でもあとからじわじわ、面白くなってくるのかなぁとも。聞いてみればたしかに、人形劇という体裁を役者がやってるというおもしろさとか、だんだん面白くなってきた芝居が破綻するという特異点的なおもしろさというのもあるのかなぁとも。

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本谷のANNはお休みなので。

だらだらのんびりしてたら、NHKの夜ドラ「愛と友情のブギウギ」を見ています。

酔っぱらってるので涙腺はすでにゆるいあたしには、30分に一回ぐらいガーガー泣くドラマなのです。こういうのtみられるのは楽しいなぁ。

社宅のダメ主婦アカペラグループ"ブギウギ5(ファイブ)"。しかも5色の色づいて、バイクにも乗るのです。片平なぎさ、麻生祐未、河合美智子、広岡由里子、岩崎ひろみの五人を軸に、夫たちに石黒賢、羽場裕一、柳沢慎吾、京本政樹、小林隆。でも、そこココに小劇場の役者たち。なぜ、泥棒の役で、志賀さんが。

あと1週、6週目が最終回。

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2005.04.29

連休はじまる。

そういえば、去年は一日だけが完全なオフで、あとはなんか仕事がらみだったのでした。今年は連休直前にいろいろばたばたしましたが、休みだけは、とりあえず連休にできそうです。旅行の予定もなく、さてどうしよ。

今日は完全な休観日、つまり芝居観なかった日。実家で車を借りて、懸案だった荷物を運んで完了。ちょっと遠い目になるようなところもあるけど、久しぶりの人と、ちゃんと話しができて、純粋にうれしい。しかもなんか酒がたくさん手元に(^)。車の運転も久しぶりだけど、連休中でしかも夜だからすいすいと走れて快適、かいてき。車買いたいなぁ。でも乗らないしなぁ。と逡巡してはや3年。今日は本谷有希子のオールナイトニッポンはないのかな。そういえば。心配だなー。どうなるのかなー。

連休中は、昼間から呑んだくれの日とか、休みだけどちょっと仕事のことを考える日とか作りたいなと思っている10連休予定。忙しい方にはすみません。はい。連休が明けた1週間が、ちょっとはまりそうな予感なのです。

7日夜にシャッフル@パルコ劇場を持っているので、それ以外から。まだ何も考えてないのです。動物電気@本多はパワーがちょっと欲しくて、チャリT企画@アゴラは、初の学外公演でしたっけ、3バージョンクロスキャスト上演が急遽決定。ヒンドゥー五千回@トラムはたぶん未見、トラムの若手応援企画。KERAMAP@アプル、え、アプル?常盤貴子って、ケラマップって若手キャスト企画って意味じゃなかったんだ。サラダボール@王子、宇宙猿@王子のラインもちょっと期待。resetN@スズナリ、猫☆魂@駅前、シベリア少女鉄道@サザンシアターは前回の雪辱とこの規模への挑戦をかけて。渡辺センター@リバティ、笑うタンパク質@春風舎、クロム舎@明石スタジオ。シティーボーイズも面白いけど当日券ないだろうなぁ。国民デパリ@a-bridgeの日曜日企画もまた観てのんびりしたいかも。ほかにも山盛り。でもさらにその次の週が大変になりそう、芝居のほうも。

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2005.04.27

呑み会

職場、というよりは元職場の呑み会。次のステップを踏み出す人、少し仕事はお休みする人。その人のために仕事を離れているのに、はるばる集まってくる人がたくさん。いいパーティだなぁと思うのです。

仕事を離れても、何をしているか、というのをうっすら感じる方法というのは、メールやらblogやらmixiやらいろんな方法があって、ゆるやかに繋がりは残るのですが、やはり同じ建物にいる、というのとはやはり違うわけで。けっこう大変なことになってる最近のあたしですが、人と話すことが、こんなに元気になるってのは、やはりあるんですよね。

電車にのったら、なんか、みんな服が黒っぽいのにびっくり。春を過ぎてるのに、どうしてなんだろう。今日は特別な日だったのかしらんと思ったり思わなかったり。

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2005.04.24

【芝居】「ORANGE68%」回転OZORA

2005.4.24 18:00

離島から離任する高校教諭最後の日、忘れ物を探す間待ち続ける用務員室で見える、島の生活。無理なくどたばた笑わせて泣かせる良質なコメディ。公演は終了。

ある意味、先が読める感じというのはあって、が、それは弱点ではなく気持ちよくピースがはまっていくパズルのよう。島で生活を続ける人々と、数年で通り過ぎていく教諭たち。新任教諭の頑な戸惑いはその構図を端的に見せます。過ぎ去って忘れていくこと、忘れても思い出すことを、倉庫のような用務員室を舞台にして見せるのも気持ちよいのです。

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【芝居】「ぼくにとどけきみのうたごえ」青島レコード

2005.4.24 14:00

スタイリッシュに、どこでもない世界を構築する青島レコードの新作。何処でもない世界でありながら、今作は透け見える現実世界へのリンク。公演は終了。

12歳で成長を止めた兄。いつか彼を追い越し大人の仲間入りしようとしている弟。単に成長しない兄を描いているかと思わせる前半からやがて、この世界が、「架空の敵」とやら相手に戦争をずっと続けていることがわかってきます。兄に見えているのは、大人のしがらみとやらを理由に思考停止して、見えもしない敵相手に戦争をつづける、流される世界。嫌なこと痛いことを避けるためには考えることを止めてはいけないという強烈なメッセージは、ずしりと響きます。

おそらくは最初の構想とは違う芝居になってるのではないかと想像します。彼らの普段の軽やかさとも違う一種ベタな語り口と合わせて、何か強烈に作家の気持ちを揺り動かすことがあったのではないかと、思うのです。イデオロギーの強い、好みの別れる芝居かも知れません。が、あたしは語られていることはよくわかるし、好きな芝居だといえます。

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【芝居】「シナモン」ククルカン

2005.4.23 19:30

あたしは初見。ナツメグ、パプリカ、シナモンと続くスパイス三部作なのだそう。これが初めてでも、話しは成立していますが、たぶん前二作をみていれば、もっと楽しいはずの1h50。25日まで萬スタジオ。

ずっと彼女のことを追い続けるオトコノコ。ずいぶんと時間も経ってしまって、働いていたりするのですが、そいつらが、集まったときの空気は、子供のころのままで。職場のあの娘は、この先輩に夢中で、先輩は彼女に夢中で、彼女は中学生の頃からずっと、彼氏が出来たとおもったら、姿が見えなくなってしまって。

恋愛模様、というか、恋愛の糸がからみあって、ほどけません。人物たちも多すぎるような気がします。オトコノコの側からの、うつむき加減な一方的な想いの描き方は巧いと思います。反面、オンナノコたちは綺麗だったり、可愛かったりしてますが、気持ちが見えにくい感じ。まるで転換をするように、コマのように動いている感じすらします。他で見かけるキャストも多く、魅力的な布陣ですが、そう感じてしまうのは前2作を見てないから、でしょうか。

港のシーンの照明やその向こうに浮かび上がる顔(誰の、というとネタバレですね)の演出や、その迫力は見事だと思います。野口チヅルを演じた芳賀淳子さんのはっちゃけな感じが楽しい。吉田久代さんのメグミはタイトルコールのような役ですから、そのキャラクタであることが存在感。占いの彼のうつむき加減も、ちょっといい。

音響の凄さ、溢れんばかりの明かり。芝居を見るダイナミックさの一つなのは間違いありません。これらの力一つで、どれだけ芝居がすごいモノになるかと思うのです。初見のこの劇団、すごいのです。あたしの観た回では多少の音響事故はありましたが、まあ、許される範囲だと思います。事故について終わりに一言何かいってもいいかな、とは思いますが、このスタイリッシュさではちょっと厳しいのかもしれません。

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2005.04.23

【芝居】「喫茶スーサイド」トノパン

2005.4.23 15:00

本物の喫茶店を舞台にした自殺したくて集う人々とマスターの話、24日まで江古田の北口。フライングティーポット。

閉店間近客のいない喫茶店。集う人々の隠された目的は自殺だった。ぎこちない会話から、お茶、ゲーム。

面識がなくネットですら繋がり薄い人々、それを正面突破しようとして、どうしても背景説明に時間取られ、短い時間の殆どを費やしてしまう感があります。もっとも、小瓶や奥の間の出来事など嘘臭さをのりきるための役者の力技、客からみれば気楽に楽しめます。

フラットな床に椅子を並べた客席、カウンター前の通路もアクティングエリアなので最前列下手端をおすすめ。ドリンクはつきますが、多くの席は置き場がありませんから、時間が許すなら終演後の方がいいかも。

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2005.04.22

【芝居】「灰の中から蘇った男と女」高山植物園

2005.4.22 20:00

青年団リンク、一種若手公演。「団祭り」らしく笑いの中に浮かびあがる、逃れられないことと、孤独。高山さなえさんの海外研修のための約1年の休み前最後らしい公演。24日までこまばアゴラ劇場、来月4日5日、まつもと市民芸術館。

母の実家を掃除する三姉妹、呼ばれて上京してきた従兄弟たち、三人。姉妹の恋愛話から密かな企み。大爆笑の設定を描く前半から、女であることに対する逃れようのない性的な欝屈を病的なまでに描き続ける中盤は高山節全開。後半は視点が色んな意味で:-)回転しつつ、何時もとは少し違う着地点。新鮮ではありますが手慣れた前半ほどのパワーには至らない気もします。

三姉妹キャラの対比が楽しい。三女を際立たせるための意図的なブスキャラがあんまりちゃあ、あんまりではありますが。1h10。

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ダウン。

立て込んできたのかなぁ。身の回りでも休む人がぼちぼち居たのだけど、ついにあたしもちとダウン。寝まくり、家の目の前の公園でひなたぼっこってのも、ずいぶん久しぶりな感じ。あしたは大丈夫、かな。

明らかにコマ足りない週末。ククルカン@萬、OZORA@劇小、青島レコード@トラム、高山植物園@アゴラ、あたりから選ぶことになりそう。ポツドール@TOPS、ジュークスペース@ストアハウス、サモアリナンズ@ゼロ、はらぺこペンギン@OFF OFF、ゆきぱんだ@パンプルムス、しかくいおまる@明石スタジオ、散歩道楽@サンモールスタジオも見てない組み合わせあるしなぁ。

ああ、金曜日夜、起きられたらまたオールナイトニッポンを聴こうかと。こんばんはシステムを変えてこちらで(携帯版はこっち)やってみようと思います。

今週のプロジェクトX、プリントゴッコで有名な「理想科学」の「リソグラフ」の開発物語。プリントゴッコも大好きだけど、大学にリソグラフが入ってきた時はひっくり返るぐらいびっくりしたなぁ。コピーじゃなくても綺麗だしなにより大部数刷ってもものすごく早いし。で、テレビCMを打ってるの知らなかったのだけど、知らない間にカラーに進化してた.....と思ったら、これは孔版印刷じゃないのね。ラインヘッドの超高速(105枚/分)インクジェットだった。プリントゴッコがそのまま高速印刷機になったとおもったのに。ざんねん。でも、2色印刷ぐらいには対応してる機種はあるらしい。をを。簡易紙折り機(20枚までだからDMには力不足だけど安い)とか、Tシャツに印刷できるやつとか。面白いなぁ。

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2005.04.20

チャットな夜、続く。(ほかいろいろ)

何年ぶりでしょう。チャットなんて連日やってるの。あのころと違うのは、睡眠時間を確保しないと翌日使い物にならなくなってるのと、チャットの伴に酒を飲んでることでしょうか。

KAKUTAが公演を前にして、連日開催しているチャットは、劇団員の心配り、巧いコントロールが、きちんと働いていて気持ちいい場所になっています。公演最初の週まで。

今週末も、ラジオ聴きながらチャットってのをやろうと思ってるのですが先週使った一行掲示板のcgi使うのと、見つけてきたjavaスクリプトのチャット、どちらを使おうかと思ってます。どっちも一応携帯電話対応なのは確認済み。javaのほうかなぁ。

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福岡の劇場が企画した、「火曜劇場」という企画をどうやって盛り上げていくかの、話題話題その2その3。ネットでだけ拝見した印象でいうと、公式ホームページを拝見しても、劇場にはたどり着けない感じがします。トップページにアクセスの方法へのリンクがないし、探し回って地図をみても、縮尺がきつすぎて、歩いて行く旅行者にはたどりつけないし、どこから入ったらいいかの目安もないので迷うと思うなぁ。

どうやって広く知らしめるかということころに目が行きがちなんだけど、興味をもってくれた人を、どうやって100%導くかに注力したほうが確実なんじゃないかと、思うのです。

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書きたいネタいくつもあるのだけど、ついつい先送り。

  • 劇場での巣作り(客席編)
  • 当日券で行こう!
  • 味噌汁な日々(朝ごはん)

...すでに何を書くつもりだったか覚えてないネタも(←をい)

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2005.04.18

【ライブ】「清水宏のサタデーナイトライブ17」

2005.4.17 19:00

去年の山の手事情社公演、「jam」での「狂った演出家」が強烈な印象を残した、自称「ピン芸人」の清水宏さんのコメディーショー。公演は終了。

バイオレンスなドラえもん、ハリウッド版金八先生などの勝手な映画予告編に続いて、初体験のサーフボードのフリートーク風のしゃべり、マジックで解決する必殺技のないヒーロー、外国人の強引な落語家などネタを数本。シンバルを持って世相を斬るシンバル漫談まで爆笑ものの2時間。

とびとびにしか見てないのですが、フリートーク風のやつの方が、あたしには好みで爆発的に面白い気がします。シンバル漫談もこっち。ネタ風のものは、設定がちょっと強引なのと、それを勢いと力技で強引に笑いに持ち込んでる感じがするので、乗れないとちょっと厳しい。とはいえ、それでも客席を笑いに包んでしまうのはたいしたものです。

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2005.04.17

【芝居】「のんデりな日曜日」国民デパリ

200504171500

スタイリッシュな持ち味の、国民デパリの企画公演。成功しない怪盗ブラジをめぐる小さな話を核に週替りで毎週日曜日(一部抜けあり)、来月22日まで、三軒茶屋a-bridge(1ドリンク付き)

前回は、「彼女を盗んで」という依頼に失敗。女に化けたブラジは、別の女に化けて彼氏をふり、そして、物語を盗む、のだという。

怪盗ブラジの物語2本に、男が振られ続ける話「だいすき」をはさんだ構成が毎回のよう。今回は演出家をゲストに、アドリブ風の部分をつけているようです。

あたしの見た、日曜昼。三軒茶屋なのに、遠くレインボーブリッジまで見えるようなロケーション、いい晴れ間ののんびりした時間。客も少なく、ビールをちびちびやりながら、のんびりと眺めたり、終演後にちょっとご飯食べたり、いい時間を過ごせるのです。

今回出演のキムラマナコさんのblog、裏話的だったりもして、こういう枝葉が奥行きを生むのだなぁと思ったりもします。

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2005.04.16

【芝居】「サーモン大使館」クロカミショウネン18

2005.4.16 19:00

伏線張りまくりのシチュエーションコメディにヒトの想いが透け見えるクロカミショウネン18の再演。王子小劇場で20日まで。パルテノン多摩のフェスティバルにも。

在アイスランドの急ごしらえの大使館。外交に燃えるスタッフたち、ということもなく保身と便宜供与ばかり考えてるスタッフ。行方不明の夫を探す妻がやってくるが、一民間人のことなど構うこともなかったが、それが大事件に。

マンガ的と言えるほどステロタイプで、しかし良くも悪くも人間味溢れる人物たち。セットの雰囲気はスタイリッシュなのに、その落差が楽しく、気楽に楽しめるのです。大使館っていうシチュエーションはあるのだけど、現実味は薄く、それは舞台設定を借りるためにすぎません。その意味では、吉本的、ドリフ的べたべたなコメディとは言えますが、それが欠点にならないように思います。

土曜夜は終演後に「トークショー」。劇作を語る、というよりは、照明や音響、美術などをどうやったかという視点で、バックステージを見せてくれたりするもの。ありそうで意外にないもので、芝居をやろうっていう若い人に見てほしいなぁと思ったり。

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【芝居】「カトレア(秋冬)」散歩道楽

2005.4.16 14:00

4組のキャストを2組ずつ、4つの物語(春夏秋冬)にして、2本ずつ見せる趣向の秋冬版。3ヶ月の長期新薬モニターたち、の宿泊施設、その交代時期を舞台に、来る人たちと行く人たち、3ヶ月の隔たりの変化を楽しむのです。26日まで新宿御苑のサンモールスタジオ。

ライター志望の大学生の女を軸に、兄弟のような奇妙な共同体が形成される秋→冬の「うめ」キャストが中心。気持ち悪くて救われない感じ満載。

もう一本を見ると各キャストの変化が見えて面白いのでしょう。これだけでは薄く感じてしまうのがもったいないのです。軸となる大学生を演じた松本久未さんの変な娘度合いが静かにしかし徐々に狂気になるのを堪能。事象としては見応えのあるものなんだけど、「どうしてそうなったか」ということについては「ドラマが好きだったから」ということ以外に見えてこないために、怖さの迫り度合いがそこいとどまるのです。

話の中で空気を緩める女子プロレスラーを演じた舘智子さんが巧く緩急をつけているおかげで、一本調子にならないのが厚みを加えており、印象的。

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チャットな夜。

なんか、仕事してないわりには、どっと疲れの出た一日。いろんな人のモヤモヤのパワーって言うか。夜10時すぎてから同期の異動知るし。をーい。

それでも、へいこら帰ってきて洗濯して、酒だ、さけ。まだ始まらないANN。あ、そうだ、KAKUTAが日曜日以外の毎日23時からイベントチャットをやってるというのを思い出して寄らせてももらう。酒飲み、深夜の食べ物の話題で。

で、25時ですよ、オールナイトニッポンですよ。「本谷有希子のオールナイトニッポン」。もしリアルタイムで聴いてる方いらっしゃったら、私的実況板にでも、お立ち寄りくださいませ。01:10現在約2名。(T T)

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2005.04.14

年度が替わって2週間

それでも、新年度に間に合わないと、半月での異動ってのもあったりして、明日は送別会。ほんとに短い間で、会議の時に鋭くしかし冷静につっこんでくれる方で、頼りになるなぁと、こっそり思っていたのです。これもまた、人とひと、なのだと思います。

すごい芝居ってのはあんまりないなぁとタカをくくってたら、迷うラインナップてんこ盛り。クロカミショウネン18@王子、は誰にでも気楽に楽しめる魅力。青年団プロジェクト「隣にいても一人」@アゴラ、目覚めたら突然夫婦になってた二人、気楽で深い。Oi-SCALE@駅前は企画公演。散歩道楽@サンモールスタジオ、4組のキャストを2つづつ組み替えながら4話、冬キャストを個人的に狙う。徒花*@あくとれ、は観たことないけどちょっと気になる。清水宏のサタデーナイトライブ@スズナリ、の圧倒的なテンションのピン芸人、大笑い確実。ひげ太夫@萬スタジオもずいぶん観てない。国民デパリ@a-bridgeの毎週企画も行きたいなぁ。シャッフル@パルコ劇場はGW明けに。少年社中、四谷キッチン、らくだ工務店、うずめ劇場、銀色金魚、アンチ☆ヒール隊などなど。

週末、金曜深夜には、また「本谷有希子のオールナイトニッポン」を聞いちゃいそうなあたしです。2ちゃんねるの実況版もちと違うなぁと思うので、もしリアルタイムで聴いてる方いらっしゃったら、右下のリンクから、私的実況板にでもお立ち寄りくださいませ。今週は鴻上さんがゲストで、これも楽しみなのだけど、正念場の3週目。

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2005.04.13

深夜に

050413_013201ほとんど料理らしい料理なんかしないのです。朝ご飯のみそ汁を二日に一回。野菜を切っといて、朝は放り込むだけ。朝包丁使うのやなんだもの。

親が野菜を送ってくれて、それ自体は感謝すべきことなんだけど、サラダ玉葱6個とオクラとブロッコリー新芽って組み合わせは結構厳しい。これ、サラダ作れってことなんだろうけど、生野菜って嵩が張る割に分量とれないのであんまり好きじゃなくて、何でもみそ汁に放り込むのがいいんだけどなぁ。
もったいないから深夜に2玉切って、オクラ塩もみしてゆでて、新芽切って。オクラは輪切りにしといて、あした納豆と食べよう。玉葱と新芽はボウルに放り込んでドレッシングであえて。
こんなの作っちゃうから...つまみが出来た。こんな時間に酒呑んじゃだめですな。

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2005.04.10

【芝居】「尼」メタリック農家

200504101800

メタリック農家の骨太で「堪える芝居」。物語多少ごちゃつきますが飽きずに見られる1h30、上手側は劇場の構造で舞台にはなりません。襖だか障子の中央を狙うべし。12日まで下北沢OFF OFFシアター。

妻を失い旅に出た家族、迷ってたどりついた寺。人形供養をする寺で、崩壊していくのは。

物語を書かずにいられない娘が読ませる相手を失ってしまったこと、心から離れないのです。その気持ちがだんだんと増していくにつれ、物語が複雑になりすぎて、何が何だかわからなくなる感じがしますが、それも計算、見えてるような「うつつ」なのだとアタシは思うのです。ラストは印象的。似たような見かけのラストをずーっと昔にTOPSで見たことがある気もしますが、偶然でしょう。

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【芝居】「乱暴と待機」劇団、本谷有希子

2005.4.10 14:00

一見病的なのに、その裏に潜む気持ちの深さが印象的な一本。少人数で濃密な舞台は、この劇団の代表作になりそうな予感すらします。17日まで新宿シアターモリエール。

なんせオールナイトニッポン(ANN)のパーソナリティで、あたしのごく身近な数人はもりあがってるわけですが、そこにこの一本を持ってくる底力と戦略に唸らずにはいられません。受賞のタイミングと前回公演、ANNと今回の公演など、あまりにタイミングが絶妙でできすぎている感すらしますが、まあ、それも戦略のうち。モノにしているのならたいしたものです。

大昔のある恨みを果たそうと、その女と同居する男。復讐を受けるために溜まる女。どうみても気持ち悪い二人の関係を面白がる男の同僚とその恋人。自らを「めんどくさい女」で「自意識過剰」という作家の微妙さが炸裂。めんどくさいというのは、気持ちの表現のまわりくどさ。一見暗くて気持ち悪いのだけど、涙ぐむほど、気持ちが震えるのです。見応えのある一本でおすすめなのです。

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【芝居】「猫と庄造と二人の女」月影十番勝負

2005.4.9 18:00

高田聖子さんをフィーチャーした、少人数の芝居。中島かずきさんと始めたのですが、途中から多彩な作家を招いています。十番勝負の九番。17日まで青山円形劇場。

離婚した女、夫を寝取った後妻にメールして、夫が溺愛してた猫を、もらい受けようとする。ずいぶんすったもんだした挙げ句、家にやってきた猫と苦労しながらも仲良くなる。最初の思い通り、猫を求めて夫はやってくるが、彼の目には女は映っていない。 谷崎潤一郎の原作をもとにした芝居なのです。

しなやかでヒトのことなどお構いなしな猫。溺愛する夫。自分と猫とどっちが大切なのと思う女、ふたり。というストーリーラインはわかるものの、静かに流れる物語は、ちょっと厳しい。女が猫をほしがる理由は、結局は男のことだし台詞にもあるんだけど、説得力に欠ける感じがするのはどうしてなのだろうと思うのです。

終盤、未来に向かうような前向きさ。それまでの後ろ向きの芝居の中では最後にあんしんさせてもらうような感じがします。

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2005.04.09

【芝居】「こどもの国、おとなの城」無機王

2005.4.9 14:30

小学校に行かない少年と家族、隣のお姉さん。甘酸っぱくて切ない話を、しかし軽快に。10日まで王子小劇場。

少年が学校に行かなくなったのは大部屋で食えない俳優の父のことをからかわれたから。母親もお祖母ちゃんも父親も、幼い恋心をいだいた隣のお姉さんも、しかし少年を暖かく包んで。が、長く家を空けていた叔父が。

表情うすく、しかし多感で脆いような少年。演じる中島佳子さんは派手さはないのだけれど底力を見るようです。取り巻く女性たち、この年代の少年の感じる甘酸っぱさ、暖かさを丁寧に描くのです。

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本谷有希子のオールナイトニッポン

初日打ち上げなのに、有楽町のニッポン放送に来てるパーソナリティ。勝手に実況日記。

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2005.04.08

【ライブ】「タンポポ咲くソングラインに沿って」あなんじゅぱす

2005.4.7 20:00

劇団、青年団の女優、ひらたよーこさん主宰の「ことばをうたうバンド」。詩と旋律が一緒にあることの意味を問い続けている彼女たちの、3本立てライブ公演は10日まで、こまばアゴラ劇場。

新作となる「ピチペの哲学」を見たかったのですが(コミカルでコアで面白い、のだそうです)、どうしても時間を合わせられず。雰囲気を感じたくて、「タンポポ~」を。コンサートライブ、スタンダードだと思うのです。気持ちよく、音楽に浸るために。

劇場の中央にピアノ、ギター。まわりを囲むようにまばらに並ぶ客席。どこか広場で聞いているような、そんな雰囲気なのだと思います。

とはいえ、ちょっと残念なところも。座った場所が失敗、パーカッションの横。「ことば」を味わうためには、強すぎる楽器という気がしないでもありません。反面、音楽でありリズムに乗る感じはあって、ライブとしての楽しみ感はより強いのです。

もし、言葉にこだわるのならば、ピアニストを正面から見る側をおすすめ。他の演目ではどうかわかりませんが。

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なぜ使いにくくする。

ココログがバージョンアップ。WindowsのIEならば、文字の修飾や見たまま編集できるリッチエディタなど快適に使えるのです。

でもさぁ、MacのIEやsafari、FireFoxなど、他のブラウザでまともに動かないってのはひどくないかなぁ。プレーンエディタですら、文字幅が10文字ぐらいになってしまっったりして、使い物になりません。自宅用の環境はFirefoxを使ってたのですが、使い物にならず、乗り換える羽目に。

何が何でも標準でなければならないというつもりはありません。リッチエディタを全ての環境で使えるようにしろともいいません。でもさ、最低限、他の環境でも使える程度にはしてくれないかなぁ。

#でも、IEで見ると、こんどは写真を貼ったところが崩れて、写真だけがページの一番上に。これ、何でだろう。いままではちゃんと見られていたモノが、今回のバージョンアップで、スタイルシートか何かを変えた影響で見られなくなってるんじゃないのか。前に作ったページもだめになるってのは勘弁してほしいなぁ。

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2005.04.07

あったかい日だった。

会議続き、少々ハードな今週。海外から出張できてくださってる方が、雨の日に転んで膝を打って入院→手術。とても、とても心配。元気に戻ってきてくれるのを待ってます。こんなに暖かなのに、風邪をひく人が結構多い気がするのは、季節の変わり目だからでしょうか。いまのところ、あたしは元気ですが、注意しないと。

大誤算で、平日の隙を縫って行くはずのあなんじゅぱす@アゴラに行けてません。金曜夜は呑み会二つ重なるが、さらに退社される人の送別会を最優先。思えば、あたしが入社した時の、係長さんで、ほんとにお世話になったのです。

土曜昼に月影十番勝負@青山円形は高田聖子さんの魅力いっぱいの楽しみ。を、もう九番なんだ。全部を見てないのが残念。日曜昼は本谷有希子@モリエール。先週のオールナイトニッポンはどきどきでしたよ。コーナーめいっぱいの最近の流れに逆らって、話をするだけというシンプルさが、あたしゃ好きだけど、一般的には受けないだろうなぁ。

以上が珍しく前売り持ち。無機王@王子小劇場、静か、上質を楽しみに。メタリック農家@OFF OFFシアターも楽しみ。あなんじゅぱすと会わせたらコマすでに足りない。青年団若手公演@春風舎、Candy's@本多劇場もなぁ。無理かなぁ。

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2005.04.03

空がとっても青いから

050403_125301 ジムでのエアロがとても気持ち良く踊れたから、マシンで45分気持ち良く走れたから。谷中の花見の予定を繰り上げて、昼から行くしかないっしょ。

昼のいつもの店が満席で入れないのも陽気のせいだと思い直して、中華屋でビール頼んで花見の助走を始めよう。

本屋で川上弘美と西原理恵子と大人の科学(←メトポリの影響)とシアガ(←それでも忘れられないの)を買って電車に乗ろう。

御徒町で途中下車して酒と肴を少し買って、日暮里に行こう。

すみません。浮かれてて、お誘いいただいてた刺繍の展示会に行けない(^_^;) 酒呑んぢゃったし。しまった。また案内貰えるかなと心配に。

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2005.04.02

【芝居】「NINPU」危婦人

2005.4.2 14:00

母親学級を舞台に妊婦たちの姿を描く作品の再演。ほぼ女性ばかりのキャストは華やかで綺麗です。3演目だとか。12日まで新宿御苑サンモールスタジオ。

様々な背景、立場、カラダ。女性たちを点描していく前半はやがてある事情を背景に「母親となること」ってどういうことなのかをあぶり出していきます。妊娠できない人、それを仕事にする人、さまざま。社会現象の中で、しかし自分のカラダの中に宿っているものに対しての、分析できないキモチをそのまま提示するのは、その立場には立ちようのないあたしから見れば、ひっかかる点が少なく食い足りないとは感じるものの、一方ではそれをそのままというのは潔いとも思います。

天井にびっしりと張り付けられた透明なボール状のもの、椅子になったり衣装の収納になったりするハート状の箱というか台。衣装のセンスのおもしろさ、丁寧で美しい世界なのです。

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2005.04.01

【芝居】「白夜に着く船を待て」メトロポリスプロジェクト

2005.4.1 19:30

2002年から二人芝居300本を通して、一つの町を浮かび上がらせようとする、じんのひろあきさんのメトロポリスプロジェクトのvol.14(88話まで)。ずいぶん久しぶりで八ヶ月ぶり。一人の役者は(基本的には)一人のキャラクターを演じ続けるのがルールで。

83話こたつに並ぶ男二人、ぎこちない会話で見えるものが「ひなあられ」。84話スポーツバーでサッカー観戦する男女が応援していたのは「となりの人」。85話葬儀場で座って話す中学生と男、自分に引き寄せた話を「別れの準備」。86話、飲み屋でラフに話す二人、すぐやる課の坪井が引き受けてしまったこととは「大人の科学」。87話、ホラー映画を観る二人の子ども、でも本当の目的は「初恋の2(はつこいのじじょう)」。88話体育館で一泊するという小学校の行事での会話「体育館に泊まろう」。

小学生を演じる川島早貴さんの魅力炸裂。不思議な醒め具合と、繊細で脆い感覚が愛おしい(87, 88話)。「大人の科学」の荒唐無稽さと妙に美しいシーンのギャップが面白いのです。久しぶりのせいか、初登場キャラクタが多いからか、ちょっと堅さ感じる感あるのですが、後半に向けてぐんぐん面白くなるのは、やっぱ慣れが重要なのかなぁ。

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あけました。おめでとう。

仕事もいろいろやらなきゃいけないのに、ついつい酒につられて、送別会の一週間。明日は今度こそ最後の歯医者、のはず。

仕事がどかっとふくらんでから数年。派遣という法律の壁やら、歩む道が変わる人、さまざまな人。その宴会に集おう、と思う人々が居ること、懐かしい顔を見かけたりして、気持ちがほっこりするのです。卒業、おめでとう。

日曜日夜は誘ってくださった人について花見行きたいなぁ。土曜夜はいよいよ終わってしまうので、映画行かなきゃ。というわけでたった、たったふたコマ。エビス堂大交響楽団プロデュース@ポケット、見やすくきっと面白いはず。あなんじゅぱす@こまばアゴラ、ことばを歌う世界に浸りたい。メトロポリスプロジェクト@ストアハウス、やっと、やっとの復活、心から待ってた。G2プロデュース@本多劇場、観た人の評判よくて、G2に裏切られ続けたあたしも心動く。双数姉妹@TOPS。1176エグリントン@麻布die pratze。来週末はチケットけっこう前売りで持ってしまっているので、あまり来週に回せない。結構諦めることになりそうなのが心残り。

会社から離れて、日常会うことがなくなっても、ネットワークでつながる人。その人のblogやらmixiやらのおかげで、あまり距離が離れていないという感覚、幻想だとはわかってはいるけど、正直な気持ち。そういえば、もう十年来のネットワークの友達のblog、それこそお正月ぐらいとか、劇場でばったりしか会わないけど、それでもなんか離れている感じがしないのだなぁ。

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